ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2021年冬季号
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年明けから3年ぶりの大雪となりました。除雪などでお疲れの体をどうぞおいたわりください。実は、昨秋、開港50周年を祝った金沢港の誕生も、雪が大きなきっかけとなっています。
1963(昭和38)年の三八豪雪です。県内は道路も鉄道も完全にマヒし、生活物資が底をつく大ピンチに見舞われました。新たに海上輸送のルートを確保すべく、豪雪からわずか7年後という超特急で開港が実現したのです。
暮らしの不安はこれでぬぐえましたが、金沢港は県民の皆さんにとって長く縁遠い場所だったと思います。それもそのはずで、釣り好きを除けば港を訪れても楽しめる場所はなく、夜ともなれば真っ暗で人を寄せつけない雰囲気さえ漂っていました。
そんな金沢港が変わり始めたのは大浜大水深岸壁の整備からです。これを契機に地元企業の利用率が上がり、現在、国際定期船が週9便就航する日本海側の一大物流拠点となっています。
さらに、金沢港躍進の原動力となっているのが、本州では日本海側一の実績を誇るクルーズ船の拠点港という新たな顔です。特に、北陸新幹線の開業以来、大都市圏から訪れる乗船客が急増しており、歴史や文化、食が魅力の本県の観光とクルーズの旅を同時に楽しめる点が、大人気の秘密となっています。
昨年6月、オープンした金沢港クルーズターミナルを、もうご覧になりましたか。「海」をテーマに石川を代表する工芸作家が競作し、美で彩られた1階待合フロア正面の柱。2階のセミナールームやレストランからは、遮るもののない全面ガラスの向こうに圧巻の眺めが広がり、“インスタ映え”スポットがめじろ押しです。
館内ではミニコンサートやイベントがほぼ週末ごとに開かれ、今やターミナルはにぎわいの発信地に!夜の金沢港も見逃せません。加賀五彩に変化するライトが、ターミナルや港湾設備とともに対岸の景色をパノラマのように浮かび上がらせ、とてもロマンチックなんです。大変身した金沢港へ、ぜひお越しください。
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