ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2017年秋季号
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石川県では心配された天候不順や台風の被害も少なく、待望の実りの秋を迎えました。スーパーの店先にも新鮮な地物の農産物が並び、食欲の秋もいよいよ本番。特に、湯気の立った熱々の新米を、ふーふーしながらかみしめると、もちっとした食感に続いて甘みが口中に広がり、なんとも幸せな気分になります。
今年の秋は、県が9年かけて開発した新品種「ひゃくまん穀」が本格デビューし、その評価も気になるところです。早速、おにぎりで試食しましたが、時間がたってもご飯が硬くならず、もちもちとした強い粘りもあって、「これならいける!」と自信が持てました。
食の多様化が進み、お米の消費量は年々減る一方、コンビニなどで販売されるおにぎりや弁当は堅調と聞いています。私も県議会の答弁の準備や予算編成などで帰宅が遅くなるときは、コンビニのおにぎりで空腹を満たすのがおきまりです。忙しいなかで手軽に食べられるからですが、冷めたご飯がもっとおいしければとひそかに思っていました。
実は「ひゃくまん穀」は、こんなニーズにも対応するもので、炊きたてはもちろん、時間がたってもおいしさが変わらず、おにぎりや弁当などの中食や外食にぴったりです。農家にとっても、「ひゃくまん穀」は刈り取り時期がコシヒカリより遅いため、これまで短期間に集中していた農作業を分散することができます。また、面積あたりの収量がコシヒカリより多いことも、魅力となるでしょう。
「ひゃくまん穀」の販路開拓はいよいよこれから。ちなみに県が送り出した「ルビーロマン」は、今や海外でも高級ブドウとして認識されはじめてきましたし、同じくこの夏デビューした新品種のナシ「加賀しずく」も好評です。全国ブランドとして羽ばたくための一番の応援団は、消費者である県民の皆様です。ご賞味いただき、「おいしいね!」との発信も、ぜひお願いします。
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