知事の発言集 - 知事の窓 - 2003年夏季号

夏バテ防止に、ぜひ、石川の夏野菜やスイカを

家庭菜園をつくって八年目、知事公舎ではいま夏野菜が旬を迎えています。手がちくちくするぐらいのキュウリ、ピカピカに輝くナス、真っ赤に熟したトマトと、もぎたてならではのおいしさに舌が踊ります。

とはいっても、わたしは食べる方が専門で、世話はもっぱら妻の仕事。そして、栄養のバランスを考え、野菜をなるべくとるよう工夫してくれるおかげで、夏バテはしたことがありません。感謝の一語です。

あと、夏の味覚と言えばやはりスイカです。わが家の食卓にも毎日のように登場します。スイカは利尿作用や高血圧にも効果があり、夏場の体調維持の力強いみかたになってくれます。

ところで、このスイカ、石川県を代表する特産物のひとつで、関西や中京方面にも出荷されています。歯ざわりのよい「シャリ感」と糖度の高さが自慢で、生産者の皆さんと関西の市場へセールスに行ったときも、お褒めの言葉をたくさんもらいました。

南北に長い石川の地理的な特徴を生かし、出荷時期が六月から八月末までと長い点も、マーケットから喜ばれる理由のようです。ちょうど桜前線のように、スイカ前線が加賀から能登へと北上していくわけですね。今ごろはどのあたりでしょうか。

話は元に戻りますが、体調を崩しがちな夏だから特別なにかをするというのでなく、ふだんから食事とともに生活のリズムにも気をつけられてはいかがでしょうか。わたしの場合、夜十時には布団に入り、五時に起床して散歩。帰ってひとふろ浴びて朝食というパターンが、すっかり体になじんでいます。

昔から「早起きは三文の徳」「腹八分目に医者いらず」などの言い伝えもありますよね。まだまだ暑い夏が続きますが、県民の皆様にはどうか健やかにお過ごしください。

 

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