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更新日:2016年10月25日

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知事の発言集 - 知事の窓 - 2016年秋季号

県勢活躍のリオ五輪  強い精神力に脱帽

 

  南米で初の開催となったリオ五輪、パラリンピック。石川県からは5選手が出場し、県勢初となるメダル獲得3個の快挙をなしとげてくれました。

  深夜から翌朝まで眠い目をこすりながら、テレビで声援を送られた方も多かったことでしょう。私は仕事に支障が出ないよう、さすがに深夜応援は控え、録画して観戦しました。結果が分かっていても、プレッシャーをはねのけた強い精神力には本当に胸が熱くなりました。

  女子レスリングの川井梨沙子選手は、悩んだ末の階級変更という決断の上に、決勝戦の直前、4連覇がかかった吉田沙保里選手のまさかの敗戦を目の当たりにし、動揺してもおかしくない状況でした。しかし、彼女は重苦しいチームのムードを、「絶対に勝って振り払う!」と自らを奮い立たせてマットに上がり、終始、相手を圧倒して金メダルをつかみました。

  ロンドン五輪王者の女子柔道・松本薫選手は準決勝で涙をのみ、その落胆が画面からも伝わってきました。しかし、「このまま手ぶらでは帰れない」と気持ちを切り替えての銅メダル。この4年間、追われる立場になり、骨折やスランプも乗り越えてつかんだだけに、前回以上に輝いて見えました。

  競泳男子800Mリレーでは、予選タイムを2秒縮めた小堀勇氣選手の力泳が、52年ぶりの銅メダルを手繰り寄せました。彼によると、世界最強のアメリカの隣を泳ぐと波の影響を受けたり焦ったりするので、予選でわざとスピードを抑え、決勝で中央のレーンが予想されるアメリカから離れる作戦を取ったそうです。こうした日本チームの沈着さが、体格の大きな欧米チームに有利と言われるこの競技で、銅メダルをもぎ取った隠れた秘密です。

  惜しくもメダルには手が届きませんでしたが、トランポリン女子の中野蘭菜選手、ボート男子の中野紘志選手にも心からの拍手を送ります。

  近年、スポーツでも県勢の活躍がめざましく、県民としてはうれしい限り。早くも4年後の東京五輪へと夢が広がりますし、世界を狙う新たな力の台頭にも期待したいですね。

 

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