ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2005年秋季号
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石川県へ来て食べたものの中で、それまでのイメージが大きく変わったのがナシです。「えっ、ナシ」と驚かれるかもしれませんが、石川県産の「幸水」や「豊水」を初めて口にしたときのジューシーな甘さは感動ものでした。
ナシに限らず、まだまだ知られていない石川自慢の味覚がたくさんあります。例えば、加賀野菜の源助大根がそう。味がしみやすく、煮くずれもしにくいということで、昨年、大手コンビニチェーンからおでんの具財に最適とのお墨付きをもらいました。昨年から県内で本格的な栽培に乗り出しましたが、まだ、十分な量を確保できていないのが残念です。
この知名度不足を解消する第一歩が“地産地消”なのです。まず、農家には安全でおいしい農産物を作ってもらい、消費者には安心して食べられる“地物”を消費して、その応援団になっていただきたいのです。
そうすれば、自ずと生産量が増え、やがて全国のマーケットを狙えるブランド農産物に育っていくのです。 その結果、農業が元気になれば、深刻な問題となっている担い手の高齢化による後継者不足にも活路が開けてきます。
石川県では、源助大根のほかに金時草、中島菜、能登大納言小豆、ルビーロマンをブランド化の戦略作物に指定し、“地産地消”に力を入れています。
皆様からの「これはおいしい!」のひと言が、地物を全国区へと後押しする一番の武器になります。ぜひ一度、味わってみてください。
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