ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2017年夏季号
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金沢港がクルーズ船でにぎわっています。今年は過去最多の54本が寄港し、うち金沢港から発着するクルーズが40本と本州日本海側一の多さ! さらに、お客様の約40%が首都圏からのお越しで、北陸新幹線が予想もしない幅広い集客効果をあげています。
この大人気の秘密を探ろうと、私も4月下旬、イタリア・コスタ社の『コスタ ネオロマンチカ』に乗船してきました。まず、15階建てマンションぐらいある巨大な船体に圧倒されます。天気にも恵まれましたが、大きな船のおかげで揺れはほとんど感じず、家にいるように熟睡できました。
食事もおいしく、船にはプールやエステなどさまざまな施設があるほか、毎晩違う催し物も開催されるので、5泊6日の航海も飽きることなく楽しく過ごせます。こうして船内を楽しみ、夜ぐっすりと睡眠をとって、朝、寄港地に着くと、今度はオプショナルツアーで観光などに出かけます。目的や趣味に合わせて自由に選べるうえ、陸路からは一度でなかなか回れない日本海側の観光地を次々訪ねられるのも、クルーズならではの魅力だと実感しました。
残念ながら、日本では人口あたりのクルーズ利用者が0.2%に過ぎず、「クルーズは富裕層のもの」とのイメージが先行しています。確かに豪華客船の旅は高額ですが、私が乗船したカジュアルタイプのクルーズ船なら1人6万円台から。コスタ社ではファミリー層にも利用しやすいよう、大人2人と同室なら13歳未満の子ども2人までのクルーズ代金を無料にしています。もちろん、堅苦しい正装や難しいマナーも必要ありません。
「これなら行けるね」と心はずむ方もいらっしゃるでしょう。今回の乗船で一番の思い出となったのは、金沢港に着く日の早朝、遮るものがない水平線を朱に染めて昇る太陽に出会えたことでした。「百聞は一見にしかず、百考は一行にしかず」と言います。どうぞ皆さまも一度、クルーズの旅を体験してみてはいかがですか。
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