ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2013年夏季号
ここから本文です。
長い夏休みは子どもの特権。近年は、勉強やクラブ活動、塾や習い事などで忙しいようですが、それでもゆっくりできる日は必ずあると思います。ぜひ野や山や海にでかけ、自然の中で素晴らしい体験をしてほしいと思います。
古い話で恐縮ですが、私の子ども時代はゲーム機などもなく、友達と外で遊ぶしかありませんでした。よく竹を切って竹馬(たけうま)を作ったり、鬼ごっこをしたりし、夏休みが終わるとどの子も真っ黒に日焼けしていました。
あれから随分時間がたちましたが、遊んだ頃の体験は手の感触や原っぱの匂(にお)いとともに思い出されるから不思議。やはり自然に勝る先生はないということなのでしょう。
世界農業遺産に認定された能登では、農家民宿を体験する修学旅行が増えています。最初、恐る恐る田んぼに入り田植えをしていた子どもの表情が、みるみるうちに変わるそうです。そして、汗を流した後に食べるご飯のおいしさ。都会では味わえない素朴な農村の暮らしが、子どもの心に忘れられない宝物を授けてくれるのです。
石川県には、里山や里海をはじめ豊かな自然が息づいています。私のおすすめは、国立公園に指定されている白山と能登半島の先端にある鉢ヶ崎(はちがさき)をはじめとする海水浴場です。白山は御来光(ごらいこう)や高山植物の咲き乱れるお花畑、そして、日本の渚(なぎさ)百選に選ばれた鉢ヶ崎は透きとおった海にきっと感動するでしょう。
もちろん、楽しみ方はいろいろありますが、無茶(むちゃ)や油断はけがや事故のもとですから、十分に気をつけてくださいね。今年の夏が、石川の未来を担う子どもたちにとって、一生の宝を見つけるよき夏休みとなりますように。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す