ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2010年冬季号
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年明け早々、帰省中の松井秀喜選手が石川県庁を訪ねてくれました。「ワールドシリーズ優勝とMVP獲得の報告を県民の皆さんへ」という彼の律儀さで、久しぶりに間近で見る松井選手からはメジャーを代表する堂々たる風格が漂っていました。
松井選手のすごさは、あの大舞台でも見せた何物にも動じない強い精神力です。手首の骨折、両ひざの手術という選手生命を奪われかねない厳しい試練を、不屈の闘争心と人一倍の練習で克服したことで、さらに鍛えられ成長したのだと思います。
もうひとつ忘れてならないのが、ふるさと石川に対する熱い思いと謙虚な人間性です。石川県を襲ったタンカー重油流出事故や能登半島地震の際もそうでした。災害義援金の寄付ばかりか、地震復興のイメージキャラクターの依頼にも無償で快く引き受けてくれました。そのことを、彼は決してひけらかすことはありません。
「実るほど頭(こうべ)を垂るる稲穂かな」という諺(ことわざ)があります。立派な人ほど謙虚だという意味ですが、松井選手にはまさにこの言葉があてはまります。
松井選手の今年の目標は“全試合出場”とのこと。「野球選手の基本は、打って、守って、走ってなんです。その原点に戻るチャンスを手にできワクワクしています」。こう力みなく話してくれた彼の活躍が、今から楽しみです。来年の初春は、「2年連続でワールドチャンピオンとMVP!」のビッグなお年玉となりますように。
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