ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2006年春季号
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4年に1度のボーイスカウトの祭典・日本ジャンボリーが、まもなく珠洲市鉢ヶ崎で開かれます。中学2年生まで4年間、ボーイスカウトに参加したわたしにとって、ジャンボリーは一生忘れられない思い出を残してくれました。
あれは、今の天皇陛下がご成婚された昭和34年の第2回大会のこと。会場は、滋賀県北部にある自衛隊の饗庭野演習場で、土砂降りの雨で一面がぬかるみになっていました。
わたしたちは、びしょ濡れで泥まみれになりながら行進し、テントを立てました。初めのうちは、「なんで、こんなひどい目に」と思ったものです。
しかし、厳しい条件の中で活動するうちに、団員同士の絆が深まり、他県から来た仲間との交流も楽しくて、最後は帰りたくないと言う自分がいたのを覚えています。学校の勉強からは得られない貴重な経験でした。
ところで、会場が海の近くというのは、実は今回が初めて。自慢の美しい海での体験プログラムや、豊かな海の幸、山の幸を食材に使った炊事も、能登ならではの楽しみになるでしょう。
それと、素朴であったかなもてなしの心が、子どもたちをやさしく包んでくれることと思います。
これまでとは、ひと味違うジャンボリーを通じて、能登の魅力が全国、世界へと発信されるでしょう。そして、このジャンボリーをきっかけに、能登を野外活動のメッカにしたいと願っています。
たくましさと思いやりをはぐくむ、子どもたちの 心のふるさと 。自然と人情味にあふれる能登だからこそできると思います。
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