ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2013年秋季号
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味覚の秋、石川の農産物がおいしいですね。地元の取れたてをいただく”地産地消“も県民の間でおなじみとなり、農業を元気にしたいと願う私としては心強い限りです。同時に、出荷量が少ないため、その地域でしか味わえない農産物を、もっと皆さんの食卓にお届けしたいと頭をひねる毎日です。
そのひとつが、これまであまり流通していなかった奧能登の山菜やキノコなどを集め、人口の多い金沢へ運ぶ”奧能登直行便“の運行です。市場関係者や消費者から、「こんなおいしいものを待っていた」「もっと生産量を増やして」という要望が相次ぎ、5年目を迎えた今年度、おかげさまで出荷量はスタート時の約3倍、出荷農家数も300名近くまで増えました。
加賀市の三谷地区に自生する山野草が、東京の有名レストランのメニューに使われ、食通たちをうならせています。おととし11月、県内で開いた世界の料理人が集う食のイベントに、日本からただ一人参加したレストランのオーナーシェフが、三谷産の山野草に惚(ほ)れこんだのがご縁。地元では珍しくない山野草が、プロの厳しい目と舌によって見いだされ、一気に東京デビューにつながったわけです。
このように、生産者と消費者の交流の場を通して、地域に眠る農産物が宝石のように輝き出すことも夢ではありません。今年から名称を「いしかわ百万石マルシェ」に一新し、東京都内で開いた石川の食材のPRイベントにも、大きな期待が寄せられています。出展した生産者に伺うと、「消費者の声やニーズに直接ふれることが発見や刺激、アイデアの源になります」とのこと。
この季節、県内の道の駅やJA直売所などには、その土地ならではの味覚がたくさん並びます。秋の行楽がてらに足を運んでいただき、キラリと光る農産物を皆さんもぜひ発掘し、応援しましょう。
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