ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2003年秋季号
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空から見た能登。それは、とてもとても美しい景色です。
緑豊かな小高い山並みと黄金色の田んぼ。畳の目のように穏やかで青い内浦の海。特に、着陸までの数分間は、能登半島を上空から遊覧するようなぜいたくな気分を味わえます。
「日本のふるさとに帰ってきた」なんて言うと、おおげさに聞こえるかもしれませんが、それぐらい能登の風景は心をやすらかにしてくれます。
そして、総ガラス張りのボーディングブリッジを通って降りてくる乗客に向かって、展望デッキに詰めかけた人たちが手を振って出迎えてくれます。こんなに温かい気持ちが伝わってくる空港はそうありません。
うれしいことに、開港前、心配していた搭乗率も九五%で推移しています。一日二便化にご理解いただいた航空会社や旅行代理店のご協力はもちろんですが、能登空港にかける地元の熱い思いがなければ、とてもこんな数字にはなっていないでしょう。
利用客を増やすために、自分たちの街づくりは? お客様が喜ぶおもてなしは?など、地域ぐるみでの真剣な取り組みが始まっているのです。それを頼もしく感じながら、さらにその動きが広がって厚みを増してほしいと、願っています。
能登の財産は、美しい自然と豊かな食材、そして、何よりも温かな人情だと思います。それらを見つめ直して、磨きをかけていく。そんな夢とやりがいのある大きな宿題を、能登空港は与えてくれています。
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