ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2012年秋季号
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会議や会合などで忙しい毎日を送る私が、一番ほっとできる場所。自宅はもちろんですが、実は県外出張の際に乗る飛行機の中です。なぜなら、ここだけは絶対に電話がかかってこないからです。
機内では、できるだけ体を休めることにしています。その際にもってこいなのが落語。ヘッドフォンをつけ機内サービスの寄席を聞いていると、いつの間にか深い眠りに落ちています。おかげで、小松、能登から羽田までの約1時間のフライトはあっという間。この“昼寝効果”ですっきりと頭がさえ、その後の仕事の効率が驚くほど上がります。
海外視察などで長時間、飛行機に乗る場合は別です。到着してから時差ぼけが出ないよう、睡眠や食事の時間を現地時間に合わせるなどの工夫をしています。そして、機内で映画を見たりもしますが、ひそかな楽しみは「メイドイン石川」探しです。
例えば、ボーイング社の最新鋭機の胴体や翼の材料には炭素繊維が使われています。石川県内の工場でも生産されるこの炭素繊維は、鉄よりも強くて軽い特性を持ち、機体の軽量化で低燃費を追求する航空機開発の切り札的な存在です。
今年5月のヨーロッパ視察の際は、念願かなってこの最新鋭機に乗ることができました。機内は明るくて快適そのもので、炭素繊維が飛行機の進化の一翼を担っていると思うと心が弾みました。このほか、洗面カウンターやファーストクラスのシートなどの内装材にも、県内メーカーの製品が優れた耐火性や軽量性を評価され採用されています。
また、日本発の国際線で石川の味が登場することも珍しくありません。機内食で石川の郷土料理やお米が使われたり、石川の地酒が採用されたりしています。残念ながら、まだその機会に巡り合っていませんが、世界に羽ばたく「石川ブランド」をもっと増やし、石川の魅力をアピールしていきたいと思います。
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