ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2011年春季号
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特集の「陸海空の交流基盤整備」でご紹介したように、石川県では今年、「交流が盛んな特色ある地域づくり」に全力を上げることにしています。日本が本格的な人口減少時代を迎える中、地域が活力を発揮するには、観光を柱とする交流人口と産業を活性化させる物流の拡大が不可欠だからです。
追い風も吹いています。中国をはじめアジア新興国の発展で、今やアジアが日本にとって最大の輸出先となりました。国民所得も向上し、マーケットとして急成長している点も大きな魅力です。
金沢港では、大水深岸壁の整備を進めているほか、アジアへ向かうコンテナの取扱量が急増しています。太平洋側の港から運ぶより、コストも日数も大幅に節約できるからです。明治以来、日本海側は「裏日本」などと呼ばれてきましたが、アジアの世紀を迎え、表玄関になる日がきっとやって来るでしょう。
さらに、これまで進めてきた基盤整備によって、他の県に負けない充実した交通インフラが整備され、このことから近年、企業誘致が相次ぎ、新たな雇用が生み出されているのがうれしい限りです。そして、これら交流基盤の総仕上げとなるのが、開業まであと3年に迫った北陸新幹線です。もちろんハード面だけではだめで、ソフト面をいかに充実させるか。そのカギとなるのが、石川が培ってきた歴史や文化、食の魅力と温かいおもてなしの心だと思います。
ところで、この冬、自身の不注意から足を“骨折”して痛感したのは、普段思ってもみなかったバリアがいたるところに点在し、不自由極まりないということでした。
ふるさとを元気にするために、海外客も含めて何度も足を運んでくれるリピーターを増やしていく計画です。県民総ぐるみの取り組みの先頭に立って、まさに“粉骨砕身”がんばる決意です。
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