ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 知事の窓 > 知事の発言集 - 知事の窓 - 2001年秋季号
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いま知事公舎には二匹の親子の室内犬がいます。わたしが帰ると、喜びを小さな体いっぱいに表してじゃれついてきます。一日の疲れもいやな思いも、どこかへ吹き飛ばしてくれる、大切な大切な家族の一員です。
犬とのつきあいは、出向した島根県で散歩中に拾った野良犬を飼ってからです。東京へ戻るとき、官舎では規則で犬を飼えなかったので、その犬は親せきに引き取ってもらったのですが、車にはねられ亡くなってしまいました。そのときは「もう飼うまい」と思いましたが、ペットのいとおしさが忘れられず、今では四代目になってしまいました。
筑波大学の研究グループが行った住民調査によると、犬や猫を飼うお年寄りほど健康で、降圧剤の使用も少ないことが分かったそうです。ペットが心の支えになり、生きる張りを与えてくれるようですね。
いしかわ動物園やのとじま水族館でも、ウサギやイルカとふれ合えるコーナーが子どもたちに人気です。動物と友達になることで、やさしい気持ちになるのでしょう。みんないい顔をしてさわっています。
この動物のもつ「いやし効果」が福祉の分野で評価されつつあります。石川県では、いまアニマルセラピーの手引書をつくっていますが、将来的には犬や猫も飼える公営住宅などもあったらすてきだと思います。
もちろん、動物たちからやさしさをもらうわけですから、それに負けない愛情を注いであげたいですね。生きものをいつくしむ心は、きっと街もあったかくしてくれるはずです。
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