議案説明要旨（令和3年第4回県議会定例会） - 令和3年9月14日 -

内容

本日、追加提案をいたしました令和三年度一般会計補正予算につきまして、その大要をご説明申し上げます。

新型コロナウイルス感染症につきましては、去る九日、本県に適用されているまん延防止等重点措置の適用期限が今月末まで延長されたところであります。

これに伴い、県民の皆様方には、引き続き、県外との往来や外出の自粛をお願いするとともに、重点措置を講じるべき区域の金沢市の飲食店及び大規模集客施設に対する営業時間の短縮要請並びに県独自に行っている白山市と野々市市の飲食店に対する営業時間の短縮要請についても、今月末まで延長することとし、その協力金について所要の予算を計上しております。また、金沢市の飲食店に対しては、終日の酒類提供自粛を要請してまいりましたが、本県の感染状況が下降傾向にあることを踏まえ、国の基本的対処方針に基づき、いわゆる第三者認証制度である「いしかわ新型コロナ対策認証」を取得された店舗においては、一定の要件の下、酒類の提供を可能といたしました。

このほか、ワクチン接種が進む中、新型コロナウイルス感染症対策に役立てるため、金沢大学と連携して、県民を対象とした抗体保有調査を行うことといたしました。

以上が、今回の補正予算の大要でありまして、一般会計補正総額は二十九億六千万円となり、財源としては、国庫支出金一千万円、諸収入二十三億四千万円を充てるほか、財政調整基金六億一千万円を取り崩すことといたしました。

本県の感染状況につきましては、県民や事業者の皆様方のご協力により、緩やかではあるものの「モニタリング指標」の改善が見られることから、去る九日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、ステージ3「感染まん延特別警報」に移行させたところであります。しかしながら、感染力が極めて強いデルタ株の影響もあり、各指標については、未だ高い水準にあり、家庭内感染が多く確認され、新たなクラスターも発生するなど、依然として予断を許さない状況が続いております。

県民の皆様方、事業者の皆様方には、長期間にわたり、大変なご不便を強いることとなっておりますが、感染を確実に落ち着かせるためにも、引き続き、感染防止対策にご協力いただきますよう改めてお願いする次第であります。

また、ワクチン接種につきましては、接種が進んだ高齢者の感染が大幅に減少するなど、その効果が数値として明確に表れております。県としても、ワクチン接種のさらなる加速を図るため、一昨日から、いしかわ県民ワクチン接種センターにおける接種対象年齢を三十歳代まで拡大したところであります。接種は強制ではありませんが、未接種の方は、積極的に接種いただくようお願い申し上げます。

今後とも、新型コロナウイルス対策については、感染状況に応じて、迅速かつ適切に対応を図ってまいる所存でありますので、議員各位の一層のご協力をお願いいたします。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

ページの先頭へ戻る

 

 

県議会の議案説明要旨一覧へ戻る