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更新日:2019年2月28日

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議案説明要旨(平成31年第1回県議会定例会) - 平成31年2月20日 - 北陸新幹線について

北陸新幹線について

  さて、北陸新幹線につきましては、金沢開業から丸四年が経過しようとしております。

  昨年の観光客の入り込みは、兼六園・金沢城公園の入園者数や県内の主要温泉地の宿泊者数が、引き続き、開業前を上回るなど、県内全域で開業効果が持続しており、改めて、北陸新幹線は、本県の未来を切り拓く極めて有効な交流基盤であることを実感する次第であります。

  国の来年度予算案では、整備新幹線全体で、四年ぶりの増額となる七百九十二億円の国費が確保され、金沢・敦賀間には前年度を上回る二千六百三十八億円、このうち本県には九百四億円の事業費が配分され、二〇二二年度末までの敦賀開業を確実に実現する方向付けがなされたところであります。

  今般の国費の増額は、建設費の増加への対応に目処が立ったことに加え、敦賀・大阪間の財源確保の足掛かりにもなるものと考えており、国においては、速やかに詳細なルートを決定し、環境影響評価を進めるとともに、与党においては、切れ目なく着工するため、財源確保に向けた検討を精力的に進めていただきたいと考えております。

  今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保、並びに敦賀開業の際の関西・中京圏とのアクセスの維持向上を国に働きかけるとともに、二〇三〇年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら取り組んでまいる所存であります。

  北陸新幹線の県内全線開業に向けたアクションプランにつきましては、先般、検討委員会を開催し、中間案をとりまとめたところであります。

  金沢開業時に掲げた「おもてなしの向上」、「食文化の魅力向上」、「歴史・景観を活かした地域づくり」の三つの柱を継承しつつ、伝統工芸やものづくり企業の集積、白山や木場潟などの美しい景観といった南加賀地域の特色を活かし、関西・中京圏との時間距離の短縮、東京オリンピック・パラリンピックや大阪・関西万博など、今後の世界的イベントの開催に対応するものとすべく、県議会でのご議論も踏まえ、今年度末までの策定に向け、鋭意、検討を進めてまいります。

  また、民間団体等が取り組む先導的なプロジェクトや、県などが取り組む施策のアイデアについては、先般、全国からいただいた多数の応募の中から、地域の特色を活かした取り組みなどを採択したところであります。

  「第二の開業」効果を最大限に引き出し、県内全域に波及させるため、金沢開業時と同様に「開業企画課」を設置し、官民を挙げて、しっかりと取り組みを進めてまいります。

以上

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

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