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ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(令和元年第4回県議会定例会) - 令和元年9月6日 - 3.「地域の強みを活かし成長する産業づくり」について
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更新日:2019年9月9日
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第三は、「地域の強みを活かし成長する産業づくり」についてであります。
最近の本県経済は、去る七月に発表された日銀金沢支店の金融経済月報では、景気が「緩やかに拡大している」とされ、こうした勢いは、新幹線金沢開業効果に加え、ものづくり中小企業がけん引役となっているものであり、意欲ある中小企業の前向きな取り組みを後押しすることが重要であります。
国内における企業の販路開拓の支援につきましては、これまでも大手メーカーとの商談会を開催してきたところでありますが、本年度も、来月八日には国内大手機械メーカーの東芝機械(株)との間で技術提案型の商談会を開催するほか、十一月十二日には名古屋市で大手発注企業を招へいした受注開拓懇談会を開催することといたしました。今後とも、こうした取り組みを通じ、県内企業の国内での販路開拓を推進してまいります。
企業の海外展開の支援につきましては、先般の欧州訪問の際、パリで開催したビジネス商談会で県産品を高く評価していただいたレストランにおいて、来年一月から約二カ月間、「石川フェア」を開催することといたしました。本県の地酒とともに醤油や味噌などの発酵食品を活かした料理を伝統的工芸品の器で提供するほか、これらの県産品を販売することとしております。また、日本各地の伝統的工芸品を扱うロンドン市内のショップでは、十一月から約一カ月間、本県の伝統的工芸品を販売する「石川フェア」を開催いたします。いずれのフェアにおいても、現地の消費者やバイヤーに対して県産品の魅力を発信し、欧州における県内企業の販路開拓を支援してまいります。
一方、七月の有効求人倍率が二倍となるなど、依然として企業の人手不足感は強く、生産性向上や人材確保のための支援に全力で取り組んでいるところであります。
企業の生産性向上支援につきましては、AI・IoTを活用した業務効率化設備等の導入助成について、昨年度の約二倍となる企業を採択したほか、昨年十月に開設した「AI・IoT技術支援工房」については、相談後の技術指導により、多くの企業の具体の導入につながるなど、着実に成果を上げております。生産性向上は、人手不足対策のみならず、企業の競争力強化にも資するものであり、引き続きしっかりと取り組んでまいります。
学生の県内就職の促進につきましては、県内外に進学する学生に対して、買い物時のポイント付与に加え、「いしかわ就職・定住総合サポートセンター(ILAC)」の就職イベントへの参加等に対してポイントを付与する「ふるさと石川就職学生カード(ISica)」を交付することとしており、先般、カードのデザインを石川らしい加賀五彩を基調としたものに決定したところであります。また、十一月上旬には既に県内の高校を卒業し大学等に進学している学生に、来年三月には新たに大学等に進学する高校三年生にカードを交付する予定としております。こうした取り組みにより、学生の地元就職への意識を高めていきたいと考えております。
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