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更新日:2017年6月15日

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議案説明要旨(平成29年第2回県議会定例会) - 平成29年6月13日 - 北陸新幹線について

北陸新幹線について

   北陸新幹線の金沢・敦賀間につきましては、平成三十四年度末までの確実な完成・開業に向け、用地交渉を進めているところであり、先月末現在の県内の取得率は九十八パーセントとなっております。今後とも、鉄道・運輸機構や沿線市町と連携し、速やかな取得に万全を期してまいります。また、建設工事については、先月末時点で約九割の区間で着手し、今後、工事が本格化していく見込みであります。

   敦賀・大阪間のルートにつきましては、本年三月、敦賀駅・小浜市附近・京都駅・京田辺市附近・新大阪駅を結ぶルートとすることが与党プロジェクトチームにおいて決定し、昭和四十八年の整備計画の決定から四十四年を経て、北陸新幹線の全ルートが確定いたしました。国において、本年度から詳細なルートの決定や環境影響評価に必要な調査が進められることとなっております。今後、与党において、着工に向けた財源の確保はもとより、名古屋方面へのアクセスの確保という点についても検討を進めていただきたいと考えております。

   今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保を国に働きかけるとともに、平成四十二年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。

   また、白山駅(仮称)の設置につきましては、本年三月、与党プロジェクトチームにおいて、運行主体であるJR西日本の収支が成り立たないとの判断がなされ、残念ではありますが、白山駅を設置するという結論には至らなかったところであります。一方で、自民党として、白山総合車両所及びその周辺を観光振興や新幹線技術の発信拠点として位置づけ、活用することを検討するとされ、先月二十五日に開催された第一回目の「新幹線車両所の活用による観光・産業振興プロジェクトチーム」において、本年十一月までに方向性をとりまとめることとされたところであります。今後具体の検討が進んでいく中、県としても、白山市を中心とした地元市町とともに、取り組んでまいりたいと考えております。

 

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