緊急情報
現在、情報はありません。
ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成30年第1回県議会定例会) - 平成30年1月30日 - 北陸新幹線について
印刷
更新日:2018年2月4日
ここから本文です。
北陸新幹線につきましては、金沢開業から丸三年が経過しようとしております。昨年の観光客の入り込みは、兼六園・金沢城公園の入園者数や県内の主要温泉地の宿泊者数が、引き続き、開業前を上回るなど、県内全域で開業効果が持続しております。さらには、県外企業による新たな支店の開設が相次いでいるほか、クルーズ船の金沢港への寄港が大幅に増加するなど、多方面にわたり、開業前の想定を上回る効果が生じております。まさに、北陸新幹線は、本県の未来を切り拓く極めて有効な交流基盤であり、今後とも、開業効果を最大限に引き出し、県内全域に波及させ、本県の飛躍につなげてまいりたいと考えております。
北陸新幹線の金沢・敦賀間につきましては、国の来年度予算案において、前年度を大幅に上回る事業費が計上され、本県には、過去最高であった昨年度の二倍を超える約千二十五億円が配分されたところであります。用地取得については、県内の取得率は九十九パーセントを超えており、今後とも、鉄道・運輸機構や沿線市町と連携し、速やかな取得に万全を期してまいります。また、建設工事については、ほとんどの区間で着手し、橋脚も並び始めるなど工事が本格化しております。
昨年三月にルートが決定した敦賀・大阪間につきましては、国において、速やかに、詳細なルートの決定や環境影響評価に必要な調査を進めていただくとともに、与党においては、着工に向けた財源の確保についての検討を進めていただきたいと考えております。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保、並びに敦賀開業の際の関西・中京圏とのアクセスの維持向上を国に働きかけるとともに、二〇三〇年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。
北陸新幹線のトンネル内での携帯電話の不感区間の解消につきましては、かねてより関係機関に対し要望してきたところ、先月二十二日から、金沢駅から富山駅までのトンネル区間で通話が可能となりました。その他の区間については、東京オリンピック・パラリンピックが開催される二〇二〇年までに、順次、対策が進められることとされており、今後とも、金沢・東京間の全線において、一日も早く不感区間が解消されるよう、関係機関へ働きかけてまいります。
白山総合車両所の活用による観光・産業の振興につきましては、昨年末、自民党のプロジェクトチームにおいて中間とりまとめがなされました。白山市とJR西日本との間で、具体的な観光活用方策について協議を進めるとされ、また、西松任駅(仮称)の新設については、JR西日本と白山市との間で、地元のニーズや利用状況も踏まえた整備のあり方等を検討し、並行在来線の経営分離前に結論を得て必要な対応を図ることとされております。白山市を中心とする地元市町では、振興策を検討する協議会を設置し、検討が進められているところであり、県としても引き続き、地元市町とともに取り組んでまいりたいと考えております。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す