議案説明要旨（平成29年第3回県議会定例会） - 平成29年9月7日 - 「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

◎9月補正予算の編成について

6.「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

  第六は、「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」についてであります。

  本年六月以降、九州北部地方をはじめとする全国各地で豪雨災害が相次いでおり、本県

においても、局地的な集中豪雨により、住宅の一部損壊や床下浸水などの建物被害が発生いたしました。被害に遭われた皆様方に対しまして心からお見舞いを申し上げます。

  道路の崩落が発生した金沢湯涌福光線をはじめとする被災箇所の早期復旧を図るとともに、国の追加認証を得て、河川改修などの治水対策を促進することといたしました。加えて、住民の皆様の安全・安心のさらなる確保に向けて、越水の危険がある河川堤防の嵩上げや、豪雨によって堆積した河川の土砂の除去を行うこととし、災害防止対策に万全を期してまいります。

  防災対策につきましては、去る三日、金沢市において、地域住民や陸海空の自衛隊、海上保安庁など多数の防災関係機関が参加し、防災総合訓練を実施いたしました。今回の訓練では、昨年の熊本地震において、物資の輸送拠点に救援物資が滞留した教訓を踏まえ、新たに複数の拠点を開設し、仕分け作業の効率化を図る訓練などを実施したところであり、今後、その結果を検証し、防災対策のさらなる充実に活かしてまいります。

  県立中央病院の建て替えにつきましては、今月末に建物が完成する運びであり、その後、医療機器の設置工事等を進め、十一月二十六日に一般公開することといたしました。年末年始に移転作業を行い、来年一月九日から外来診療を開始したいと考えており、開院に向けた準備に万全を期してまいります。

  県立高松病院の管理診療棟につきましては、建築後五十年以上が経過し、老朽化や狭隘化が進んでいることから、改築に向けた基本設計に着手することといたしました。認知症や発達障害など、様々な患者の状況に対応した受診環境の向上と認知症医療の中核病院にふさわしい研修環境の充実を図ってまいりたいと考えております。

 

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