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ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(平成29年第4回県議会定例会) - 平成29年12月1日 - 北陸新幹線について
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更新日:2017年12月8日
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次に、その他の県政の諸課題につきまして、進捗状況等をご説明申し上げます。
北陸新幹線の金沢・敦賀間につきましては、去る十月、本県が沿線各県とともに、かねてより要望してまいりました敦賀駅等における乗換の利便性を向上させる整備を追加するなど工事実施計画の認可がなされたところであります。用地取得につきましては、県内の取得率は九十九パーセントを超えており、今後とも、鉄道・運輸機構や沿線市町と連携し、速やかな取得に万全を期してまいります。また、建設工事については、約九割の区間で着手し、工事が本格化しております。さらに、先月には、鉄道・運輸機構から、小松市及び加賀市に対して、新幹線駅舎のデザイン案が提示されたところであります。
本年三月にルートが決定した敦賀・大阪間につきましては、国において、速やかに、詳細なルートの決定や環境影響評価に必要な調査を進めていただくとともに、与党においては、着工に向けた財源の確保についての検討を進めていただきたいと考えております。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保、並びに敦賀開業の際の関西・中京圏とのアクセスの維持向上を国に働きかけるとともに、平成四十二年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。
白山総合車両所の活用による観光・産業の振興につきましては、先月二十四日に開催された自民党のプロジェクトチームにおいて、年内にその方向性をとりまとめることとされ、白山市を中心とする地元市町でも、六月末に、振興策を検討する協議会を設置し、検討が進められているところであります。県としても引き続き、地元市町とともに取り組んでまいりたいと考えております。
並行在来線対策につきましては、先月七日、金沢以西延伸に向けた検討の基礎資料となる旅客流動調査を実施したところであり、今後、調査結果も踏まえ、IRいしかわ鉄道と連携し、具体の検討を進めてまいります。また、先月九日に開催した福井県知事との懇談会において、県境を跨ぐ利用者の利便性の確保などの課題について、両県が連携して対応するため、事務レベルでの連絡調整会議を設置することについて合意したところであり、年内に会議を立ち上げることといたしました。
東北と北陸を結ぶ直通新幹線につきましては、去る九月及び十月に、初めてとなる双方向での運行がなされ、仙台発、金沢発ともに、多くの方にご利用いただいたところであります。こうした運行を継続していくため、相互の誘客を促進する連携組織の設置を宮城県に働きかけてきたところであり、今月十九日に、両県及び両県の観光連盟からなる「石川・宮城観光連携推進会議」を立ち上げることといたしました。今後、新たな連携体制のもと、JRに対し、直通新幹線の継続運行を強く働きかけ、ひいては将来の定期便化につなげてまいりたいと考えております。
以上
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