議案説明要旨（平成30年第3回県議会定例会） - 平成30年5月29日 - 7.「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

◎6月補正予算について

  7.「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」について

  第七は、「安全・安心と豊かな里山里海に包まれる環境づくり」についてであります。

   地域防災力の向上につきましては、自主防災組織のリーダーとなる防災士を、昨年度から五年間で倍増させる目標の達成に向けて、育成に取り組んでおり、順調に進捗しているところであります。今般、防災士の活動意欲の一層の向上を図るため、都道府県では初めてとなる防災士の表彰制度を創設することといたしました。

  加えて、共助の中心となる自主防災組織の充実・強化を図るため、大学と連携し、大学生が防災活動に参加する機会を創出することにより、若い世代の自主防災活動への参画を促進することといたしました。

  また、自助の取り組みの強化につきましては、県民のさらなる防災意識の向上を図るため、民間企業と連携し、家庭での食料や飲料水の備蓄等を推奨する防災キャンペーンを実施してまいります。

  住宅の耐震化につきましては、一昨年の熊本地震を受けて、国の耐震改修補助が拡充されたことに合わせ、県としても市町と連携し、上乗せで補助を行う全国で最も手厚い助成制度を創設し、耐震改修の促進を図ってまいります。

  高齢運転者の交通安全対策につきましては、自動ブレーキなどの安全機能を装備した「安全運転サポート車」の購入に対する助成制度を創設し、より安全性の高い自動車の普及を促進し、高齢運転者の事故防止と被害軽減につなげてまいります。

  老朽化、狭隘化が進んでいる県立高松病院の管理診療棟につきましては、認知症や発達障害など様々な患者の状況に対応した受診環境の向上と、認知症医療の中核病院にふさわしい研修環境の充実を図るため、改築に向けた実施設計に着手いたします。

 

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