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更新日:2018年9月10日

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議案説明要旨(平成30年第4回県議会定例会) - 平成30年9月6日 - 水害・土砂災害への対応について

◎水害・土砂災害への対応について

  先月三十一日の能登地域を中心とした大雨では、記録的な短時間の集中豪雨により、河川の越水が生じ、避難指示等が相次ぐ事態となりました。幸いにも人的被害はなかったものの、住宅の一部損壊や床上・床下浸水、農作物の被害などが発生いたしました。

  また、一昨日、近畿地方を中心に、大きな被害をもたらした台風二十一号では、本県においても、強風による負傷者に加え、住宅の一部損壊や倒木などの被害が発生したところであります。

  被害に遭われた皆様方に対しまして、心からお見舞い申し上げます。

  被害状況の速やかな把握に努めるとともに、被災した道路や河川、農業用施設等については、早期の復旧に全力で取り組んでまいりたいと考えております。

  近年、こうした、かつて経験したことのない大規模な災害が、毎年のように発生しております。とりわけ、先の「平成三十年七月豪雨」では、十一府県で大雨特別警報が発表されるなど、全国の広い範囲で記録的な大雨となり、西日本を中心に、河川の氾濫や浸水被害、土砂災害が相次ぎ、多数の死傷者や建物の倒壊など、甚大な被害が発生いたしました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様方に、心からお見舞い申し上げます。

  本県では、発災直後から、特に大きな被害を被った広島県、岡山県、愛媛県に対し、災害対策本部の運営支援をはじめ、医療救護や健康相談、避難所における生活支援のため、職員を派遣するなどの支援活動を行ってまいりました。被災地では、未だに多くの方々が、避難所生活を余儀なくされており、被災地の一日も早い復旧・復興を念じて止まないものであります。

  「七月豪雨」では、本県においても、十の観測所で観測史上最大となる二十四時間雨量を記録し、道路や河川等の施設に被害が生じました。被災箇所の早期復旧を図るとともに、国の追加認証を得て、河川改修や砂防堰堤の整備を促進することとし、加えて、災害の未然防止に向け、河川や砂防堰堤に堆積した土砂の除去を行うことといたしました。

  今般の災害により、改めて、水害・土砂災害への備えの重要性が明らかになったことから、現在進めている洪水浸水想定区域図の見直し作業を前倒しし、水位周知河川に指定している二十八河川全てについて、来年秋までの完了を目指すことといたしました。さらには、市町によるハザードマップの周知などにより、県民の「自助」の意識の向上を図るとともに、セミナーや出前講座の開催を通じて、自主防災組織を中心に、地域における「共助」の重要性を周知・啓発してまいります。

 

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