議案説明要旨（令和2年第1回県議会定例会） - 令和2年2月25日 - 新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症について

  本日、ここに、令和二年第一回県議会定例会が開かれるにあたり、提案をいたしました令和二年度当初予算及び令和元年度補正予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。

  はじめに、新型コロナウイルス感染症につきましては、先月来、全国で急速に感染が拡大しており、死亡者も確認されるなど、事態が深刻化しております。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、感染された皆様方に心からお見舞い申し上げます。

  本県においては、先月三十日に、県民の皆様方に対して冷静に対応いただくようお願いするとともに、その不安にしっかりと対応するため、相談窓口を設置いたしました。その後、感染経路が特定できない症例が全国で確認されるなど、国内の感染状況が新たな局面を迎えたことから、今月十七日に「警戒本部」を設置し、相談窓口の拡充や検査体制の強化、観光事業者を含む中小企業からの相談対応の強化などに取り組んでまいりました。

  こうした中、本県においても、去る二十一日以降、感染者が確認されております。これを受け、速やかに「対策本部」を設置し、関係機関と連携して、濃厚接触者の調査を行うなど、さらなる感染拡大の防止に向けて、あらゆる対策に全力で取り組んでおります。加えて、県内全域において医療体制の拡充を図るなど必要な措置を講じたところであります。

  県民の皆様方におかれましては、改めて、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染症対策に努めていただきますようお願い申し上げるとともに、本県としては、引き続き、全庁を挙げて県民生活の安全・安心の確保に万全を期してまいります。

  全国的な感染拡大の影響により、小松空港においては、香港便の夏ダイヤでの運航が見送られ、上海便も減便されたほか、金沢港への寄港が予定されていたクルーズ船の一部が運航中止となりました。このように様々な分野で影響が生じているところでありますが、状況を注視しながら、以下申し述べる県政の諸課題にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

  以上

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