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更新日:2019年2月28日

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議案説明要旨(平成31年第1回県議会定例会) - 平成31年2月20日 - 予算編成の基本方針について

予算編成の基本方針について

  この五月からは元号が改められ、平成から次の時代へと橋渡しが行われます。

  本年の秋には、日本でラグビーワールドカップが開催され、その翌年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。その三年後の二〇二三年春には、新幹線の県内全線開業が控えており、さらには、二〇二五年の大阪・関西万博の開催も決定するなど、本県のさらなる交流拡大に向けて、千載一遇のチャンスが到来いたします。

  このチャンスを最大限に生かし、具体の成果につなげていくため、アクションプランを拠り所に、陸・海・空の交流基盤を一層連携させ、人やものの交流を一段と盛んにし、その効果を県内全域に波及させていく取り組みを、加速させてまいりたいと考えております。

  加えて、新たな時代には、これまで進めてきた地方創生のさらなる深化が求められます。まさに、その象徴とも言えるのが、東京一極集中是正の一環として進められている東京国立近代美術館工芸館の移転整備であり、「文化立県」の地位を高める金沢城公園の鼠多門・鼠多門橋の復元整備であり、石川の「新たな知の殿堂」となる新県立図書館の整備であります。

  こうした本県が誇る文化の集積をはじめ、ものづくり企業の集積、高等教育機関の集積などの石川の個性ともいうべき財産に一層の磨きをかけ、新たな時代における厳しい地域間競争を勝ち抜いていきたいと考えております。

  一方、県民の皆様が安心して暮らし、心豊かに生涯を過ごすことができる社会を創り上げることは、行政の基本的な責務であり、このことは、新たな時代においても、いささかも変わるところはありません。

  防災・減災対策はもとより、地域医療の充実・強化、少子化対策、障害者の自立支援、さらには、教育、環境など、あらゆる分野における県民の安全・安心のさらなる確保に、一層の力を注いでまいりたいと考えております。

  また、こうした施策を実行していくための基盤となる本県の財政状況につきましては、これまでの職員数の削減といった行財政改革の効果等により、本年度も七年連続で、財政調整基金及び減債基金の取り崩しに頼らない収支均衡を達成できる見込みとなりました。一方で、新幹線敦賀延伸をはじめとする大規模プロジェクトに係る公債費の増加が、財政の圧迫要因となることが予想されることから、将来の財政負担の軽減を図るため、県債三十億円を繰上償還するなど、引き続き、財政健全化に向けた取り組みを進めてまいります。

  現在の本県経済は、全国トップクラスの水準で推移するとともに、想定を超える新幹線開業効果が持続しており、本県には今、かつてないほどの勢いがあります。

  新たな時代においてもこの勢いを持続し、名実ともに日本海側のトップランナーとしてさらに飛躍・発展させていくため、「個性」、「交流」、「安心」を旨に、「安心と躍動が進化する  ふるさと石川」の実現に向け、全力を傾注してまいる所存であります。

  今回の予算は、以上申し述べた考え方を基本に、防災・減災対策や国土強靭化のための緊急対策などを柱とする国の補正予算を最大限に活用し、平成三十一年度当初予算と平成三十年度補正予算を、実質的な当初予算として一体的に編成したところであります。

  この結果、公共投資については、平成二十年度以来十年ぶりとなる一千億円を超える事業費を計上した前年度を、さらに約二百億円上回る事業費を確保いたしました。

  以下、その主な施策につきまして、概要をご説明申し上げます。

以上

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石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

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