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ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 議案説明要旨(令和2年第1回県議会定例会) - 令和2年2月25日 - 北陸新幹線について
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更新日:2020年2月28日
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北陸新幹線金沢開業からまもなく五年を迎えようとしております。
本県においては開業前から、その効果を最大限に引き出し、県内全域に波及させるため、質の高い文化やものづくり産業の集積、高等教育機関の集積など、石川ならではの個性に磨きをかけるとともに、新幹線と連携させながら、陸・海・空の交流基盤の整備を図り、これらを活用することで、交流人口の拡大に努めてまいりました。
その結果、開業直後から、外国人をはじめ多くの観光客が本県を訪れるとともに、県外企業による新たな支店の開設が相次いだほか、金沢港へのクルーズ船の寄港数が増加するなど、想定を上回る開業効果が生じ、高い水準で持続しております。
こうしたことから、交流人口の拡大を進めてきた本県の取り組みの方向性は間違っていなかったものと考えているところであります。また、これまでの取り組みがJRからも高く評価され、昨年十月から過去最長の一年半にわたり「北陸新幹線開業五周年キャンペーン」が実施されているところであります。
来月十四日には、金沢駅において、JR西日本による開業五周年記念式典が開催されることとなっており、本県としてはこれに併せて、金沢市と連携し、石川らしいおもてなしで県内に来られる皆様方をお迎えしたいと考えております。
金沢開業により加速した本県の勢いを令和五年の県内全線開業につなげていくため、昨年度策定した「北陸新幹線県内全線開業に向けたアクションプラン」に基づき、県内各地の地域資源の発掘と磨き上げなど、多方面にわたり開業効果を引き出すための取り組みを推進しているところであります。
こうした中、平成二十八年に策定した「ほっと石川観光プラン2016」については、外国人旅行者やクルーズ船の寄港の増加など、策定時には想定していなかった情勢の変化に対応するため、必要な見直しを図ることといたしました。また、県内全線開業に向けた具体の誘客施策をプランに盛り込むとともに、これを着実に実行するため、金沢開業時と同様に、観光戦略推進部に「新幹線県内全線開業PR推進室」を設置することといたしました。
整備新幹線の国の来年度予算案では、二年連続の増額となる八百四億円の国費が確保され、金沢・敦賀間には前年度を上回る二千七百五十億円、このうち本県には九百七億円の事業費が配分されたところであります。国費の二年連続の増額は、北陸新幹線が優良な社会資本であることが国に認められた証左であり、金沢・敦賀間の令和四年度末までの開業を確実に実現することはもとより、大阪までの早期全線整備を目指すという国の姿勢の表れであると考えております。引き続き、敦賀・大阪間の環境影響評価を速やかに進めるとともに、早期に財源を確保し、切れ目ない着工を実現していただきたいと考えております。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成、並びに敦賀開業の際の関西・中京圏とのアクセスの維持向上を国に働きかけるとともに、令和十二年度末の北海道新幹線札幌開業頃までの、大阪までのフル規格による全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら取り組んでまいる所存であります。
以上
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