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更新日:2018年6月5日

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議案説明要旨(平成30年第3回県議会定例会) - 平成30年5月29日 - 2.「魅力が輝き交流が盛んな地域づくり」について

6月補正予算について

  2.「魅力が輝き交流が盛んな地域づくり」について

  第二は、「魅力が輝き交流が盛んな地域づくり」についてであります。

  国内誘客につきましては、近年、インターネットで得た情報をもとに、個人で旅行を手配する方が増加していることから、旅行や食、伝統文化等に高い関心を持つ首都圏の方々に対し、インターネット広告を活用して本県の観光情報を発信し、需要の掘り起こしを図ってまいります。また、大手私鉄系列の旅行会社と連携し、店舗での販促キャンペーンや車内広告によるPRを実施するなど、誘客の強化を図ってまいります。

  関西・中京圏については、団体旅行の誘致を促進するとともに、大手自動車販売会社や高速道路事業者等と連携し、マイカー利用者を対象とした情報発信を強化いたします。

  体験型観光の推進については、近年の旅行トレンドや観光客のニーズ、さらには本県の観光資源の特長等を踏まえ、本県ならではの体験型観光のあり方を検討するための有識者会議を立ち上げ、市町や観光団体とも連携し、検討を進めることといたしました。

  海外誘客につきましては、昨年の外国人宿泊者数は、五年連続で過去最高を更新し、本年においても、兼六園の外国人入園者数は堅調に推移しているところであります。

  こうした中、来年、日本で開催されるラグビーワールドカップを観戦する外国人旅行客を本県に呼び込むため、ラグビーの強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、フランスの観戦ツアーを造成・販売する公式エージェントに対し、本県への誘客を強く働きかけてまいりました。その結果、質の高い文化や歴史などの魅力が高く評価され、今般、試合観戦と本県での観光を組み合わせた団体ツアーの造成が実現いたしました。

  本県が組み込まれたツアー本数は、試合の開催地を除き、京都、広島に次ぐ規模となることが見込まれており、多くの外国人旅行客の来県につながるよう、団体ツアーの販売支援に取り組むこととし、二年後に控える東京オリンピック・パラリンピックに向けて、本県への誘客の足がかりにしていきたいと考えております。

  小松空港につきましては、国内線の昨年度の利用状況は、今冬の記録的な大雪による欠航があった中で、羽田便を中心に、概ね前年度並みの利用者数を確保することができました。引き続き、市町や福井県と連携し、ビジネス利用の促進に努めるとともに、新たに、地元発の団体旅行の販売促進に取り組み、一層の利用者の確保を図ってまいります。

  また、国内線駐車場については、利用者の利便性向上を図るため、駐車場を管理する国の関係団体等の協力も得て、本年四月から無料時間を一時間に延長しております。

  国際線の昨年度の利用状況は、一月の台北便LCCの就航や、香港チャーター便の春・秋の運航もあり、過去最高となった前年度を上回る利用者数を確保することができました。本年、就航十周年の節目を迎える小松・台北便については、アウトバウンド利用の促進に向け、台湾観光協会と連携した台湾南部の魅力の発信や、記念旅行商品の造成に取り組むこととし、ソウル便、上海便についても各路線の特長を活かした利用促進に取り組み、一層の需要拡大を図ってまいります。

  新規路線の誘致に向けては、香港チャーター便が、先月から来月にかけて、二十六便運航しており、利用者数は堅調に推移しております。さらに、秋についても、大型機材により、昨年を一便上回る十便が運航する見通しとなりました。これらのチャーター便を支援することにより実績を積み上げ、県議会や福井県と連携しながら、将来の定期便化に向けて、引き続き、航空会社への積極的な働きかけを行ってまいります。

  今後とも、議員各位をはじめ小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、日本海側の拠点空港としての発展に向け努力してまいる所存であります。

  のと里山空港につきましては、開港十五年目の搭乗率は、過去十年間で最高となる水準で推移しているところであります。首都圏からのさらなる誘客を図るため、能登立国千三百年を機に特別公開される寺社の秘宝や、魅力ある食、のと鉄道等を組み合わせた新たな旅行商品の造成を支援するとともに、地元利用を促進するため、開港十五周年を記念したイベントを実施するなど、引き続き、市町や関係団体と一体となって、安定的な需要の確保を図ってまいります。

  金沢港のクルーズ船につきましては、本年の寄港数は、日本海側トップクラスとなる四十五本が予定されており、寄港する船会社は、十社の見込みとなっております。金沢港がクルーズの拠点として飛躍していくためには、より多くの船会社を誘致し、安定的にクルーズを提供できる体制を強化していく必要があります。

  こうした中、他港と連携したこれまでの誘致活動により、金沢港の認知度が高まってきたことから、本年秋に開催される欧州最大のクルーズ見本市に、金沢港が初めて単独で出展することといたしました。

  また、船会社自らが運航するクルーズに加え、近年は、旅行会社が船を借り上げてクルーズ旅行を主催するチャータークルーズが増加していることから、新たに、チャータークルーズの誘致に取り組むこととし、近年、本県への寄港が増加しているオーストラリアの旅行会社に対し、金沢港の魅力をPRするセミナーを開催いたします。

  併せて、安定的なクルーズ需要を確保していくことも重要であり、来シーズンに向けて、三大都市圏でのクルーズセミナーや、ファミリー層を対象とした首都圏での情報発信など、金沢港発着クルーズの誘客PRに取り組んでまいります。

  道路網の整備につきましては、のと里山海道の柳田インターチェンジから上棚矢駄インターチェンジ間の四車線化について、上棚地内のゆずりレーンを南側へ延伸させ、のと里山海道で最長のゆずりレーンとする工事を優先的に進めており、東京オリンピック・パラリンピック開催までの供用を目指し、鋭意、整備を進めてまいります。

  また、加賀海浜産業道路のうち、唯一未着手となっていた白山市小川町から川北町橘間については、昨年度末にルートが決定したことから、事業に着手いたします。

  老朽化が進んでいる兼六駐車場の建て替えにつきましては、現駐車場と同程度の台数を確保するとともに、観光情報コーナーや休憩所を設置するなど、サービス機能の強化を図ることとしております。工事期間中の駐車台数を確保するため、工期を分けて段階的に建て替えを行うこととし、まずは、旧館跡地部分を第一期工事として、来年春からの工事着手に向けて準備を進め、東京オリンピック・パラリンピック開催までの完成を目指してまいります。

  IRいしかわ鉄道につきましては、好調な利用が続いており、昨年度の決算は三年連続で黒字となる見込みとなっております。しかしながら、北陸新幹線の敦賀開業時に経営分離される金沢以西区間の並行在来線は、輸送密度が金沢以東区間の七割程度と見込まれることから、厳しい経営状況となることが予想されます。このため、金沢開業時に比べて一年前倒しで「並行在来線対策課」を設置し、国や沿線自治体、JRなどの関係者との協議を進め、金沢以西延伸に向けた検討を本格化させることといたしました。

  本年度は、金沢以西延伸後の需要予測調査を実施し、IRいしかわ鉄道の経営や運行に関する基本方針の策定に向け、検討を進めてまいります。

  木場潟公園につきましては、新幹線敦賀開業を見据え、さらなる魅力向上を図るため、県民参加により、木場潟の湖岸を桜でつなぐ「桜回廊」を整備することといたしました。

  また、基本計画の策定を進めてきた東園地については、里山の魅力を活かした体験型公園として整備することとし、まずは、園地の中核部となる第一期整備について、新幹線敦賀開業までの供用を目指し、用地取得に着手いたします。

  森林公園の三国山キャンプ場につきましては、地すべり災害により、平成二十七年から休園しておりましたが、対策工事に目処が立ったことから、トイレの洋式化や女性用シャワー棟の新設などの機能向上を図った上で、来年四月にリニューアルオープンすることといたしました。

  いしかわ動物園の魅力向上につきましては、昨年、ホワイトタイガーを導入したことを機に、観覧者の頭上をトラが行き来する「空中回廊」を設置するほか、トラの生態や行動を間近に観察できる工夫を凝らすなど、新たな展示施設の整備を進めてきたところであり、七月二十一日にオープンすることといたしました。  

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