ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 令和6年6月1日~6月15日
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◆トピックス◆
今年も展示館横の側溝にモリアオガエルが卵を産み始めました。最初は卵だけかと思っていたら、まだ生んでいる途中で、オスとメスが抱接状態でした。側溝の中にもいくつか卵が見えました。近くには別のカエルがこれまた抱接状態。ただ、今年はここは外壁工事があるから大変です。水が止まることもあるので卵は別の場所に移動させて頂きました。
モリアオガエルの卵塊
まだカエルは抱接状態でした
別の場所でも抱接状態のペアがいました
朝早くからサル達が展示館の前や橋の上でくつろいでいました。中には今年生まれの小さな子ザルの姿もチラホラ。かなり長い時間滞在して移動していきました。もしこの辺りでサルを見かけても、近寄らずにそっと見守って頂きたいです。ここでは人間がじっとしていたらサル達も威嚇したり襲ったりしてくることはなく自然な姿を観察できます。またエサも絶対に与えないようお願い致します。
橋の上でくつろぐサル
これは背伸び?
川で鳴き声がしたのでみんな注目。
なかには二本足で器用に立つサルの姿も。
瞑想中?
今年生まれの子ザルの姿も
早春に観察路に咲くカタクリ。カタクリは種子に蟻の好きな物質(エライオソーム)を含んでおり、蟻が種子を巣に運び、エライオソームだけとって他は捨て、そこから新たなカタクリが誕生するというカタクリにとって増えるためには蟻はなくてはならないもの。蟻もエライオソームをくれるカタクリは大事な食料源のひとつ。まさに共存。でもなかなかカタクリの種子を運ぶ蟻は見られません。もはや「本当に?」と疑うレベルです。そんなレアな瞬間に遭遇しました。本当にカタクリの種子を運んでいる!自分の中の疑いが晴れた出来事でした。
カタクリの種子
種子を運ぶ蟻
この日白山白川郷ホワイトロードが全線開通し、岐阜(白川郷)まで通れるようになりました。車が通る前に開通式が行われ、今シーズンの安全をお祈りしました。その後開通を待ちわびたお客様が次々と料金所を通過。まだまだ涼しいホワイトロードを思い思いに楽しんでいました。
開通式
栂の木台駐車場から見る白山
展示館では土、日、祝日にガイドウォークを行っています。ガイドさんたちのその時期ならではの観察ポイントなどを聞きながら、ぜひ自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ガイドウォークの様子
観察された 植物 |
ナルコユリ、キヌタソウ、ヤマボウシ、サワフタギ、オオナルコユリ、ウマノミツバ、ミゾホオヅキ、ヒメヘビイチゴ、マムシグサ、ハルジオン、シロツメクサ、シモツケ、ハナニガナ、バイカウツギ、ナンテンハギ、ギンラン、フタリシズカ、コマユミ、ハクウンボク、ササユリ、アカショウマなど |
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哺乳類 |
ニホンザル |
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鳥類 |
カケス、シジュウカラ、トビ、ホオジロ、キセキレイ、ハシブトガラス、カワガラス、ヒヨドリ、アカショウビン(鳴)、オオルリ(鳴)、ウグイス(鳴)、ホトトギス(鳴)など |
爬虫類 | カナヘビ、ニホントカゲなど |
両生類 | カジカガエル、モリアオガエル |
昆虫 |
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ウスバシロチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン、サカハチチョウ、イチモンジチョウ、ヒオドシチョウ、アカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ツバメシジミ、マヤサンコブヤハズカミキリ、エダナナフシなど |
その他 |
サワガニなど |
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