ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 令和5年8月16日~8月31日
ここから本文です。
◆◇◆トピックス◆◇◆
この時期になると、今年生まれの子ザルはお母さんザルのお腹からおしり辺りに掴まって移動するようになります。この日も賑やかに展示館を通り過ぎていきました。
お母さんザルのおしりに乗る子ザル
橋の欄干にズラリ
中が気になるご様子
親子二組
職員用の玄関に入ろうとしたら目に入ったこの子。宙ぶらりんになったカナヘビ(の幼体?)でした。私も一瞬状況が理解出来なかったのですが、きっとこの子もそうなんだろうなと思ってしまいました。どうやら尻尾がクモの巣に絡んでしまったようです。「生きてる?なぜそうなった?いくらクモでも食べられないよ?」といろいろツッコミながらも箒で助けてあげるとホッとしたのかそのまま茂みに走っていきました。この先心配になりつつも「頑張って生きていくんだぞ」と応援したくなった出来事でした。
逆さ吊のカナヘビ(幼体)
ちょっとホッとした?
展示館の周辺で時折見つかるエダナナフシを今年も2匹観察していました。成虫になるとフンの中にいくつか輝く物体が現れます。卵です。エダナナフシは主に寒冷地だと「単為生殖」でメスだけで増えていると考えられています。オスが発生しにくいためメスだけで卵を産むことができるのです。ようやく観察していたエダナナフシも卵を産むようになってきました。
フンの中にある卵。分かりますか?
丸く艶があるのが卵です
この時期から展示館周辺や観察路では様々なキノコが生えてきます。この日も観察路に行ったキノコ好きの職員が「面白いキノコがあった。絶対見た方がいい!」とお勧めされたので見に行ってみました。確かに面白いキノコでした。違うキノコに見えて実は同じ「オオワライタケ」というキノコらしいです。美味しそうにも見えますが、とても危険な毒キノコ。キノコには十分注意してくださいね。
密集して生えるオオワライタケ
こちらはキノコのマンションのようです
花や実の 観察された 植物 |
キンミズヒキ、ボタンヅル、ススキ、ノブキ、ミズヒキ、ミズタマソウ、ヌスビトハギ、ハンゴンソウ、クサギ、クサボタン、クズ、ハギ、ツリフネソウ、ゲンノショウコ、タカトウダイ、ヤブカンゾウ、オニグルミ(実)、ヤブデマリ(実)、ミズキ(実)など |
---|
哺乳類 | ニホンザル |
---|---|
鳥類 | イヌワシ、クマタカ、キセキレイ、ホオジロ、ヒヨドリ、カワガラス、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヒガラ、ハシブトガラス、トビなど |
爬虫類 |
ニホントカゲ、カナヘビ |
両生類 | カジカガエル |
昆虫 |
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、スミナガシ、ルリタテハ、アカタテハ、シータテハ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、ホシホウジャク、キマダラセセリ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、アキアカネ、タカネトンボ、ムカシヤンマ、ドウガネブイブイ、コアオハナムグリ、ナガヒラタアブ、ヒナバッタ、フキバッタ、キリギリス、ウシアブ、イヨシロオビアブ、ミンミンゼミ(鳴)、ヒグラシ(鳴)コカブトムシ(死骸)など |
その他 |
クサギ(8月17日)
ツリフネソウ(8月17日)
タカトウダイ(8月18日)
ヤブカンゾウ(8月18日)
ドウガネブイブイ(8月17日)
ナガヒラタアブ(8月17日)
コカブトムシ(死骸)(8月18日)
タカネトンボ(8月18日)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す