ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 平成30年5月16日~5月31日
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◆トピックス◆
この日、白山自然ガイドボランティア養成講座が中宮展示館で開かれました。養成講座では3回の講座を通して、市ノ瀬ビジターセンターと中宮展示館でのガイドウォークなどを行うために様々な知識やノウハウを学んで頂きます。ガイドさんにもそれぞれ得意、不得意な分野があり、今回も色んな分野の方々に参加頂きました。
お話を聞く受講者の皆さん。
聞くだけでなく、色んな体験もしてみます。
アカショウビンという鳥をご存知ですか?この鳥は新緑の頃に日本に渡ってくる鳥で、カワセミの仲間です。体全体が赤く、大きなくちばしが特徴で、その様相から「火の鳥」とも呼ばれているそうです。この時期、山のほうから「キュロロロロ・・・」と特徴ある声が聞こえてきたら、それがアカショウビンの鳴き声です。展示館周辺でも毎年声は聞こえてきますが、姿を見ることは本当に難しく、ここ数年は鳴き声の記録しかなかったのですが、ようやく姿を捉える事ができました!
観察路入口にいたとき、少し上の方でバサバサっと羽音が聞こえました。「ん?何か飛んできた」と思って止まった方を見てみたら、そこに憧れのアカショウビンがいました。警戒心が強い鳥なので「見つかったら逃げちゃう!でも隠れる場所がない!」と慌てふためく私をよそに、アカショウビンはその辺りを行ったり来たりして数分間その姿を見せてくれました。ビックリでしたが、やっと念願の姿が見られて嬉しい出来事でした(>_<)
大きなくちばしと赤い体。
こうして見ると目立つように思いますが、飛んでいると分からないものです。
毎年まだかまだかと登場を待ちわびているイヌワシがようやく姿を見せてくれました。しかもつがいで出てくれました。いつも現れる場所ではなかったので慌てましたが、少しするといつもの猿ヶ浄土上空を悠々と飛んでいました。年々数が少なくなってきているとも言われており、ここでもいちイヌワシファンとして、姿を見るまでは落ち着きません。今年も無事確認できて良かったです。
いつ見ても飛ぶ姿は格好いいです。
普段ここは市街地よりも涼しいのですが、この日はとても良いお天気で、外にいると暑いくらいでした。鳥たちも暑かったのか、鳴き声もたてずにこっそり?と木陰で休んでおりました。
ホオジロ
カケス
土、日、祝日はガイドウォークを実施中。ガイドさんの話を聞きながら観察路をまわります。気になる事、聞きたい事を気軽にたずねながら自然を楽しんでみてはいかがですか。
ガイドウォークの様子(5月27日)
観察された植物
花が 観察 |
ニリンソウ、ラショウモンカズラ、ミヤマキケマン、キランソウ、エンレイソウ、ムラサキサギゴケ、ツボスミレ、ユウシュンラン、タネツケバナ、ゴヨウアケビ、ヤマツツジ、コマユミ、マムシグサ、オニグルミ、ミズキ、スイバ、ヤブニンジン、ニワトコ、ホウチャクソウ、ヒメウツギ、タニウツギ、フデリンドウ、クルマバソウ、タネツケバナ、カマツカ、セイヨウタンポポ、タンポポ、フジ、スミレ、トチノキ、ヒメシャガ、ヤマブキ、ヒトリシズカ、ヤマシャクヤク、ケナシヤブデマリなど |
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観察された動物
哺乳類 | ニホンザル、ツキノワグマ |
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鳥類 |
イヌワシ、サシバ、オオルリ、ホオジロ、ウグイス、キセキレイ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、コゲラ、アカショウビン、キビタキ、アマツバメ、カワガラス、カケス、シジュウカラ、ヤマガラ、サンショウクイ(鳴)、ツツドリ(鳴)、ホトトギス(鳴)、アオバト(鳴)、イカル(鳴)、アオゲラ(鳴)、ドラミングの音など |
爬虫類 | カナヘビ、マムシ、ニホントカゲ |
両生類 | カジカガエル、モリアオガエル、タゴガエル(鳴) |
昆虫 | カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ウスバシロチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、サカハチチョウ、アカタテハ、アサギマダラ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、テングチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、コツバメ、セアカヒメオトシブミ、ヒメクロオトシブミ、オオゾウムシ、キスジコガネ、ニワハンミョウ、ヒメツチハンミョウ、ベニヒラタムシ、イタドリハムシ、ヤマトアザミテントウ、トゲアリ、アオカメノコハムシなど |
その他 | サワガニ |
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