ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 令和4年7月16日~8月3日
ここから本文です。
◆◇◆トピックス◆◇◆
8月4日の大雨によりホワイトロード無料区間内の道が一部崩れたため、道路が通行止めとなりました。そのため中宮展示館はしばらくの間休館となり、今回は8月3日分までを掲載させて頂きました。なお、現在は岐阜側から展示館までアクセスは可能ですが、当面の間、土日祝日のみの開館となります。 ※9月1日現在
7月16日(土曜日)~24日(日曜日)まで「中宮 水遊びdays」を開催致しました。今年は少し県内のコロナの状況や天気が今一つでしたが、週末は川遊びを楽しむ家族連れで賑わいました。館内でもアズマヒキガエルのアズマ君をはじめ、中宮展示館周辺で見られる生き物を展示し、生き物好きな子供たちに大好評でした。期間中ご来館頂きました皆様をはじめ、各関係施設やガイドボランティアの皆様にもご協力頂き本当にありがとうございました。
生き物展示の様子
アズマヒキガエルのアズマ君
川遊びで見つけたイワナの稚魚
川遊びで見つけたカジカガエル
先月から気にかけていた駐車場のモリアオガエルの卵(卵塊)ですが、木の上の卵塊も、桶の横に産んだ卵塊からもそれぞれ無事オタマジャクシの姿を確認できました。とくに木の上の卵塊から落ちてくる子達は桶の位置が違うと大変なのでその調整が難しく、ちゃんと水に落ちてくれてホッとしました。今年もここのモリアオガエルに右往左往させられましたが、こうして少しでも救えたのなら何よりです。
木の上から落ちて来たオタマジャクシ
桶の横に産んだ卵塊の下にさらに桶を置きました
こちらもちゃんとオタマジャクシがいました
展示館は風通しがよいので、コロナ禍でなくてもいつも窓や戸を開放しています。この日も事務所で仕事をしていて、ふと窓のほうに振り返ったらまさかの生き物が机の上を散歩していました。一瞬「ん?何??」とその子の正体を理解するのに少し間があり、理解した瞬間「ウオ!!!」っと叫び固まってしまいました。そこにはまだマムシ模様※が残る体長1mほどのアオダイショウがおりました。
それでも写真を撮らねば!と変な使命感で写真を撮りましたが、少々パニックになっていたため、とっさに近くにあった長い棒でアオダイショウをひっかけて窓から出そうという暴挙に出て、威嚇されたので「無理だ…」となってお隣の事務所に助けを求めに行きました。
お隣の事務所の人も突然「助けて~」とカメラと棒を持った人間が来たらそりゃビックリしますよね。結果事務所の方が手で捕まえてくれて、アオダイショウは無事(?)外に出すことができました。本当にビックリした出来事でした。
この出来事以降窓のほうを振り返るのが怖い…笑。 ※アオダイショウは敵から身をまもるため、幼体にはマムシに擬態した模様があります。
机の上を散歩するアオダイショウ
その後床に降りてこちらを見つめていました。
そんな目で見ないで‥
ちょっと可哀想ですがお外に出されました。
強く持っているように見えますが、逃げない程度の力でやさしく持っています。
この日はとても暑い日でした。川沿いから姿を現したサル達も暑かったのでしょうか。いつもは川の中の岩の上を飛びながら渡るのですが、この日は突然岩から川へダイビング。気持ち良さげに泳いで渡っていました。展示館の前の広場でも木陰で休むサルが多く見られました。
暑いのはサルも変わらないようですね。
最初はいつも通り岩の上を渡っていました
が、突然川にダイブ!上手に泳いで向こう岸へ渡ります
渡りきったあともしばらく川におりました
展示館の前でしばらく休憩。
貫禄がありますね(笑)
他のサル達も木陰でのんびり
久し振りにクマタカが飛びました。悠々と空を飛んでいましたが、双眼鏡で見ていると何やら小さな猛禽がしきりにクマタカに攻撃を仕掛けているように見えます。ツイッターではツミかな?と呟いていましたが、どうやらサシバかも…というご意見も。詳細な写真が撮れなかったのですが、クマタカの半分ほどの大きさなのに、ひるまずに攻撃している様子は凄いなあと思いました。
クマタカ
小さな猛禽がずっとクマタカにちょっかいをかけていました
観察できた 花や実 |
ナンテンハギ、ダイコンソウ、ヤマホタルブクロ、オオバギボウシ、クサボタン、ミツバ、ネジバナ、ソバナ、キンミズヒキ、キツネノボタン、ミヤマイラクサ、クサギ、ドクダミ、タケニグサ、ヨツバヒヨドリ、ヒメジョオン、クズ、タカトウダイ、ホタルサイコ、ケナシヤブデマリ(実)、ミヤマホウソ(実)など |
---|
哺乳類 | ニホンザル |
---|---|
鳥類 | クマタカ、トビ、ハシブトガラス、サシバ、ホオジロ、ヒヨドリ、キセキレイ、カワガラス、コゲラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、イカル、アオバト(鳴)、ウグイス(鳴)など |
爬虫類 |
ニホントカゲ、カナヘビ、アオダイショウ |
両生類 | カジカガエル |
昆虫 | カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、サカハチチョウ、テングチョウ、ミドリヒョウモン、アカタテハ、ルリタテハ、ヤマキマダラヒカゲ、コミスジ、ヒメシジミ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、コキマダラセセリ、コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、ルリシジミ、アキアカネ、オオシオカラトンボ、ミヤマカワトンボ、ハグロトンボ、オニヤンマ、ムカシヤンマ、シオカラトンボ、ゴマダラカミキリ、ニセビロウドカミキリ、シラホシカミキリ、オオゾウムシ、マイマイガ、キリギリス、ヒメギス、フキバッタ、ミンミンゼミ(鳴)、ヒグラシ(鳴)、アカウシアブ、イヨシロオビアブなど |
その他 | イワナ、サワガニ |
タカトウダイ(7月23日)
クズ(7月29日)
オオバギボウシ(7月29日)
ネジバナ(8月1日)
オオゾウムシ(7月16日)
キマダラセセリ(7月16日)
コキマダラセセリ(7月16日)
ゴマダラカミキリ(7月20日)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す