ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 令和5年9月1日~9月15日
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◆◇◆トピックス◆◇◆
観察路にいたサワガニ。よ~く見るとお腹に卵を抱えていました。今年はこの辺りではほとんど雨が降りませんでした。ここにはサワガニたちが住む山水が流れる小さな沢があるのですが、この山水もなくなり水が流れなくなっていました。それでも一生懸命卵を守ろうと移動するサワガニのお母さんについつい「どうする事もできないけど頑張ってね」と声をかけていました。頑張れサワガニお母さん!
観察路を歩くサワガニ
たくさんの卵を抱えていました
今年はとても暑い夏でした。9月になれば少し水も冷たくなるのですが、この日も暑く、川で涼をとる人が多く見られました。子どもたちも川遊びを楽しんでいて、なかには小さな魚やカジカガエルを捕る子も。まだまだ川遊びを満喫している楽しそうな姿にほっこりの一日でした。
家族連れで賑わう蛇谷川
捕獲したカジカガエルを見せに来てくれました。
その後ちゃんと川に帰してあげていました。
夏から展示しているアズマヒキガエルの「アズマ君」と「ちびちゃん」。この日に来館していた方から「カエルが夢中になる動画がある」と聞き、早速2匹に見せてみたらとても食いついておりました。
そしてずっと気になっていた2匹の重さ。どのくらいなんだろうと計ってみました。アズマ君は144g、ちびちゃんは28gでした。2匹とも大人しくしてくれたのでちょっと気持ちがスッキリしました。
動画に食いついて見入る2匹
ちびちゃんは28g
アズマ君は144g
★後日談★10月に再度計測したら、アズマ君は186g、ちびちゃんは48gになっていました。
この時期になるとクマが活動的になってくるので、毎年痕跡がないか注意します。今年も展示館の近くでフンやクマ棚、木に登った痕跡が見られました。ここは元々クマがいる場所で、日中はほとんど姿を見る事はありません。市街地でもそうですが、クマの姿を見なくとも、居た形跡を見つける事も大事です。
クマのフン。量や大きさで判断できます
(ちなみに足のサイズは24cmです)
木にはクマが登った爪痕が付いていました
花や実 |
ハクサンアザミ、サワアザミ、ミズヒキ、ツリフネソウ、ゲンノショウコ、サンインヒキオコシ、アキノウナギツカミ、ミヤマニガウリ、キンミズヒキ、クサボタン、ヤマハギ、クサギ、ヌスビトハギ、ノブキ、ススキなど |
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哺乳類 | ニホンザル、コウモリの仲間 |
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鳥類 |
イヌワシ、エナガ、クマタカ、コゲラ、ハシブトガラス、カケス、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ウグイス、カワガラス、ヒヨドリなど |
爬虫類 |
シマヘビ |
両生類 | カジカガエル |
昆虫 |
キアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、カラスアゲハ、コミスジ、サカハチチョウ、ツマジロウラジャノメ、クロヒカゲ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン、ルリタテハ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ウラナミシジミ、ヒメクロホウジャク、キバラヘリカメムシ、トゲカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫、エダナナフシ、キリギリス、フキバッタなど |
その他 | サワガニ |
ノコンギク(9月8日)
ゲンノショウコ(9月11日)
キンミズヒキの実(9月11日)
ヌスビトハギの実(9月11日)
ツマジロウラジャノメ(9月1日)
コミスジ(9月3日)
エナガ(9月9日)
キアゲハ(9月9日)
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