ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 中宮展示館 > 中宮展示館 自然情報 平成30年7月1日~7月15日
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◆◇◆トピックス◆◇◆
今年も様々な種類のチョウを観察していますが、この日は先月蛹になったミドリヒョウモンが無事羽化しました。羽化直後のチョウはやはりきれいですね。
ミドリヒョウモンが羽化して安心していた傍らで、アオバセセリの幼虫が蛹化を始めました。成虫はなかなか見られませんが、この何とも言えない愛嬌のある幼虫は今年も展示館の周辺のミヤマハハソにいました。朝来たら前蛹(蛹になる直前のかたち)になっていたので「これはチャンス!」と朝からカメラを設置して観察していましたが、待てど暮らせど蛹にならない・・。閉館ギリギリまで期待を抱いて見ていましたが結局見られませんでした(/_;)。そして翌日には蛹になっておりました。観察も思い通りにいかないので難しいものですね。
アオバセセリの巣。成長に合わせて巣を大きくしていきます。
アオバセセリの幼虫。オレンジ頭に縞模様の体が特徴です。
少し丸まって前蛹になりました。(7月4日)
次の日には少し赤みのある蛹になっていました。でもこれはまだ途中。(7月4日)
次の日には真っ白な蛹になりました。(7月5日)
この日白山白川郷ホワイトロードで植物の観察をしてきました。やはり今年は少し開花が早いように思いました。白山白川郷ホワイトロードは景色も楽しめますが、山に咲く植物も沢山見られるので隠れた観察スポットにもなっています。
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白山白川郷ホワイトロードでは沢山の撮影スポットがあります。天気が良ければ白山がドド~ンと見れますし、三方岩岳駐車場辺りではアルプスが見えることもあります。この日は後ろから突然クマタカもやってきました。色んなものをチェックしながら自然を楽しんでみてくださいね。
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ミドリヒョウモン、アオバセセリなどチョウが次々とと羽化や蛹化を始め、この日はアサギマダラが羽化しました。11日には蛹になる幼虫もいました。遠く旅するアサギマダラはまだまだ謎が多いチョウ。あのきれいな蛹の色の要素が全く見当たらない成虫。本当に謎です・・。
前蛹(蛹になる前)の状態のアサギマダラ(7月10日)
右側が上の写真の蛹。一部に金色も見えとてもきれいな蛹です。(7月11日)
上の写真の左側の蛹が羽化しました。(7月15日)
ちょっと見えづらいですが、マーキングをして放してあげました。(7月15日)
観察できた花 |
ウマノミツバ、アカショウマ、キリンソウ、シロツメクサ、ナンテンハギ、ダイコンソウ、エゾアジサイ、オカトラノオ、クリ、オオヤマサギソウ、オオバノトンボソウ、シナノキ、ミヤマホウソ、ヤマホタルブクロ、オオハナウド、ドクダミ、タケニグサ、ヒメジョオン、エゾアジサイ、ウメガサソウ、イチヤクソウ、オオバギボウシ、ホタルサイコ、クマノミズキ、ヨツバヒヨドリ、ミツバ、キツネノボタン、トウバナなど |
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哺乳類 | ニホンザル |
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鳥類 | イヌワシ、ホオジロ、キセキレイ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、キジバト、オオルリ、アカショウビン、ウグイス(鳴)、イカル(鳴)、コゲラ(鳴)、キツツキのドラミングの音など |
爬虫類 | シマヘビ、ヤマカガシ、カナヘビ |
両生類 | カジカガエル、モリアオガエル(鳴) |
昆虫 | モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、アサギマダラ、アカタテハ、ルリタテハ、コムラサキ、エルタテハ、サカハチチョウ、テングチョウ、クロヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ、ヒメキマダラセセリ、コチャバネセセリ、ルリシジミ、ウラギンシジミ、アキアカネ、オオシオカラトンボ、ミヤマクワガタ、アカウシアブ、マルハナアブ、ヒグラシ(鳴)など |
その他 |
カジカ、サワガニ |
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ミヤマカワトンボ(7月2日)
アカシジミ(7月3日)
コムラサキ(7月10日)
エルタテハ(7月13日)
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