ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第47回(平成27年1月15日)
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園路の舗装が終わり、工事現場らしさがなくなってきました。
高台では、柴垣の施工を行っています。
江戸時代の絵図に、この場所に柴垣があったことが描かれています。
今回もその位置に柴垣を再現しています。
柴とは小枝のことで、今回は萩を使っています。
木で骨組みを造り、萩の穂を一本ずつ並べていきます。枝先は最後に切り揃えるので、とりあえずはボサボサのままにしておきます。
昔は小さな釘で固定していたそうですが、現代は工事用の強力なホッチキスのようなもので固定します。
この道具のおかげで昔に比べると楽になったそうですが、それでも、非常に手間のかかる作業です。
少し後の写真になりますが、完成後の写真です。
青竹が美しく、唐傘とも調和しています。
この写真に写っている柴垣、四つ目垣、唐傘とも、江戸時代の絵図に描かれていたものです。
想像になりますが、江戸時代の風景も、これに近いものだったのではないかと思います。
(大)
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