ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第22回(平成25年11月19日)
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石橋の施工を行いました。
円弧を描く反り橋と、直線状の平橋、庭園内には2つの石橋が架かります。
反り橋は兼六園のことじ灯篭のそばに架かる虹橋を参考に作りました。
虹橋は1枚板ですが、今回の橋はどちらも中央に橋脚を立て、2枚の石を接ぎます。
今回は反り橋の施工です。橋脚も戸室石で作り、前日までに設置しておきました。
石屋さんの経験上、重みで下がる分を見込んで、若干高めに設定しておきます。
まずは片側の石を据え付けます。橋台側に金属のピンを打ち、石橋にそれを受ける穴を開け、 慎重に降ろしていきます。
写真では簡単な作業のように見えますが、何度も何度も調整し、 石が噛み合う場所の微細な加工を行い、全体で荷重を受けるようにして据え付けます。
続いて反対側の石を据え付けます。同じように何度も調整しながら作業を行います。
最後の調整を行い、まもなく設置が完了します。
とりあえず設置が完了しました。ほぼ一日がかりの作業でした。
真ん中の橋脚により、天秤のような外観になりました。
橋が据わると、庭園らしい風情が出てきたように感じます。
(大)
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