ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第37回(平成26年5月30日)
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昨年度の工事が終わって2ヶ月経ち、管理上の課題も少しずつ見えてきました。
一番心配しているのは、池の水質管理です。
いもり堀からは毎分400~1000Lと、比較的豊富に水が補給されます。
水が緑色に濁るようなことはなさそうですが、時々、30cmほどの藻のかたまりができるので、すくいとる必要がありそうです。
また、池底は透けて見えてはいますが、水が少し茶色がかっているのと、底砂利に少しずつ茶色い藻が付いてくるようで、春先に比べると、池が茶色に見えるようになってきました。
年に何回かは、池底の掃除が必要になりそうです。
工程上、冬に芝張りを行ったことと、春の雨が少なかったことから、芝の芽出しが遅れています。
春とはいえ、根が伸びていない状態では思った以上に乾燥の影響があります。
少し早いですが、水やりや追肥をして、芽出しを促進しました。
高台の北側の斜面は、急な角度のため特に乾きやすいようです。
まだ、張ったときの目地がはっきりと見えます。
出島の先端も茶色が目立ちます。
マツはやっと新芽が吹いてきましたが、一部にアブラムシの発生が見られるなど、状態のよくないものもありましたので、活力剤を散布しました。
管理は、庭園を美しく見せるために最も大事なことです。
より良い管理ができるよう、軌道に乗るまでは試行錯誤の繰り返しです。
(大)
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