ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 公園整備・緑化 > 金沢城公園の整備について > 「金沢城玉泉院丸」の整備について > 第35回(平成26年3月28日)
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昨年5月から現場着工した庭園工事も、年度末で一区切りがつきそうです。
唐傘や木橋、土橋、松坂の園路など残っていた施設も完成し、順に検査を受けていきます。
唐傘の休憩施設
木橋と唐傘遠景
土橋も表層の土舗装と両脇の芝が完了しました。
かまぼこ状に土を盛って、縫い付けるように芝を張っています。
今後の管理でも気をつかう場所になりそうです。
2週間前までは雪が積もっていたのが信じられないくらい、気候もすっかり春めいてきました。
植栽した樹木も少しずつ芽が動き始めています。
根付くまでの間は、いつも以上のしっかりとした管理が必要です。
マツの花芽
周囲に自生する植物も次々と芽吹いてきています。
キクザキイチゲです。街の中心部で、まとまって見られるのは珍しいのではないでしょうか。
フキノトウはもうトウが立っています。ウバユリも瑞々しい芽を出しています。
滝の周りでは、植栽したヒュウガミズキやアセビが咲いています。
地元の植物ではありませんが、彩りを添えています。
斜面のキタコブシとオオヤマザクラの大木も、つぼみがふくらんできました。
石垣の上に多く見られるスゲの仲間も花を咲かせています。
地味な花ですが、石垣の上でもしっかりと茂ってくれる貴重な植物の一つです。
アオキは花序があがって、もうまもなく開花しそうです。
ヤブツバキも見ごろです。同じくツバキの仲間のヒサカキも開花しています。地味な花なので目立ちませんが、香辛料のような独特の香りがします。
アオキやヒサカキは、金沢城や兼六園の林床に普通に見られる低木です。
来年度は庭園の低木や草花を植えていく予定ですが、こういった自然の植生をよく見たうえで、植栽内容を考えていく必要があります。
(大)
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