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更新日:2022年9月5日

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ナス 褐紋病(葉の症状)

被害の画像
(画像1)被害状況

分生子塊の画像
(画像3)分生子殻から噴出する紐状の分生子塊

被害の画像
(画像2)被害状況

分生子殻の画像
(画像4)子座上に作られ、癒合して見える分生子殻

項目

内容

1.宿主名

ナス

2.宿主科名

ナス科

3.病名

褐紋病(葉の症状)

4.病原

Phomopsis vexans(フォモプシス・ベクサンス)

5.診断

褐色円形で周囲に濃褐色縁取りのある小斑点から拡大し、円形ときに不整形、輪紋を有する病斑になる。拡大した病斑の中心部は薄く破れやすい。

6.診断のコツ

病斑部を顕微鏡で観察すと、分生子殻から噴出す紐状の分生子塊が見られる。
病斑中心部は薄くなっているので、切片を切ることは難しく、全載プレパラートで分生子殻の観察が可能である。Phomopsisの分生子殻は子座(クッション状の組織)に作られるので、隣接したものが癒合しているように見える。
これに対してPhomaの分生子殻は子座を形成せず、孤生する(トマト実腐病の項参照)。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

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