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更新日:2021年3月16日

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ヒマワリ空洞病

地際の画像
(画像1)地際の黒褐変
一見リゾクトニアによる立枯症状に似る。

茎の症状の画像
(画像2)茎の症状
ずい部が腐敗消失し空洞になる。

病原細菌の画像
(画像3)病原細菌
運動性があり、顕微鏡視野内を直線的に横切る。

項目

内容

1.宿主名

ヒマワリ

2.宿主科名

キク科

3.病名

空洞病

4.病原

Pectobacterium carotovorum(ペクトバクテリウム・カロトボルム)
Erwinia carotovora subsp. carotovora(エルヴィニア・カロトボーラ)

5.診断

地際部から黒変腐敗し立枯症状を呈していた。茎内部は腐敗消失し空洞になり、異臭(軟腐臭)を発していた。

6.診断のコツ

病原細菌は運動性であり、病斑部の菌塊を顕微鏡で観察すると、螺旋状に回転しながら直線的方向に泳いでいく短稈状の細菌細胞が見られる。
その場でユラユラ揺れているのはブラウン運動であり、運動性ではない。菌密度が高すぎると運動性が阻害され観察し難いことがある。運動性の観察にあたっては、固定液を用いず、水でマウントすると良い。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

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