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(画像1)葉芽の緑白色の初期症状
(画像2)花芽の症状
担子胞子が形成され、白色粉状物に覆われる。
(画像3)病患部表面に形成された担子胞子
棍棒状の担子器から、3~5本の担子柄を生じ、その先端から膨らむように担子胞子が形成される。
(画像4)セロハンテープでは担子器上の担子胞子だけが採取される。担子器の観察には切片が必要である。
項目 |
内容 |
---|---|
1.宿主名 |
ツツジ類(サツキ) |
2.宿主科名 |
ツツジ科 |
3.病名 |
もち病 |
4.病原 |
Exobasidium cylindrosporum(エクソバシディウム・キリンドロスポルム)……ヤマツツジ・サツキ・モチツツジ・キリシマツツジ・ムラサキヤシオツツジ |
5.診断 |
5~6月頃、新葉、葉柄、花蕾などが不整形に肥大する。 |
6.診断のコツ |
病患部表面に形成される担子胞子は微細で観察しにくい。肥大した「もち状」の菌こぶ症状で診断しても良いが、この画像を参考に病患部の切片を作り担子胞子の観察に挑戦してほしい。 |
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