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更新日:2021年12月2日

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イネもみ枯病 

穂の病徴の画像
(画像1)穂の病徴

分生子殻の電子顕微鏡画像
(画像3)分生子殻の電子顕微鏡画像

(画像2)病原菌の分生子殻から出る分生子角の画像
(画像2)病原菌の分生子殻から出る分生子角

項目 内容

1.宿主名

イネ

2.宿主科名

イネ科

3.病名

もみ枯病

4.病原

Phoma glumarum(フォーマ・グルマールム)

5.診断

県内では、フェーンなど風損被害と合併して発生することが多い。主に、籾の先端から褐変しだし、古くなった部分は次第に白変して小黒点(分生子殻)を生ずる。健病の境には褐色の縁取りが残る。
病原菌の分生子殻から夥しい分生子が噴出する。内部に分生子を形成している壺状のものを分生子殻、それから噴出している分生子の塊を分生子角という。この画像はプレパラート内での噴出であるが、乾燥した気中に出された場合、白色の針状、棒状、はたまたコイル状に乾固していることがあるので「角」と呼ばれる。ただ一個の分生子殻から、夥しい分生子が蛇玉花火のように流れ出している。

6.診断のコツ

Phoma属は分生子殻を孤生する。これに対してPhomopsis属では数個の分生子殻が連なる「子座」を形成する(ナス褐紋病の項参照)。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

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