緊急情報

閉じる

現在、情報はありません。

印刷

更新日:2021年12月2日

ここから本文です。

イネ いもち病(進展型と停滞型)

進展型病斑の画像
(画像1)進展型病斑

進展型病斑の画像2
(画像2)進展型病斑、水滴が保持されやすい。

停滞型病斑の画像
(画像3)停滞型病斑

 

項目

内容

1.宿主名

イネ

2.宿主科名

イネ科

3.病名

いもち病(進展型と停滞型)

4.病原

Pyricularia oryzae(ピリキュラリア・オリザエ)

5.診断

江戸時代「耕稼春秋」(土屋又三郎、1707年)に「赤き有黒き有」と書かれているように葉いもちの病斑には停滞型(赤)と進展型(黒)がある。
実際にはこれらは連続的な変化でもあり、全体が黒っぽく分生子形成が極めて旺盛な状態から、病勢が停滞してくるに従い、黄色から赤色の縁取りができ、分生子形成が減少してくると、病斑中心部は灰白色になり、周縁部の赤色が目立つようになる。
進展型病斑は露など水滴の保持もよく、さらに病勢が拡大する。

6.診断のコツ

進展型病斑は「耕稼春秋」に「黒いもちなどハ見え難き物也」とも書かれているように、停滞型の赤い病斑よりは見つけにくい。水田の一画に葉から露がいつまでも落ちないような部分があれば注意して観察する。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報はお役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

同じ分類から探す