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(画像1)果実の病徴
(画像2)病原菌の分生子
項目 |
内容 |
---|---|
1.宿主名 |
リンゴ |
2.宿主科名 |
バラ科 |
3.病名 |
褐斑病 |
4.病原 |
Diplocarpon mali(ディプロカルポン・マリー) |
5.診断 |
主に葉での発病であるが、まれに果実にも発生する。果梗部から肩での発生が多い。褐色の病斑は分生子層が形成されてくると黒色になってくる。黒色の病斑部にセロテープを押し当てると、不等分割2細胞のMarssonina属菌分生子が観察できる。これは10月下旬の発生であった。 |
6.診断のコツ |
2細胞の分生子は当分割ではなく片方の細胞(基部にあたるもの)がやや細く小さい。炭疽病菌による果実腐敗は、より進行がはやく、病斑は大きく、凹む。同様の方法で分生子を観察すると、無色単細胞の分生子と黒褐色の剛毛が観察できる。 |
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