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更新日:2020年11月25日

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リンゴ褐斑病

果実の病徴の画像
(画像1)果実の病徴

病原菌の分生子の画像
(画像2)病原菌の分生子

項目

内容

1.宿主名

リンゴ

2.宿主科名

バラ科

3.病名

褐斑病

4.病原

Diplocarpon mali(ディプロカルポン・マリー)

5.診断

主に葉での発病であるが、まれに果実にも発生する。果梗部から肩での発生が多い。褐色の病斑は分生子層が形成されてくると黒色になってくる。黒色の病斑部にセロテープを押し当てると、不等分割2細胞のMarssonina属菌分生子が観察できる。これは10月下旬の発生であった。

6.診断のコツ

 2細胞の分生子は当分割ではなく片方の細胞(基部にあたるもの)がやや細く小さい。炭疽病菌による果実腐敗は、より進行がはやく、病斑は大きく、凹む。同様の方法で分生子を観察すると、無色単細胞の分生子と黒褐色の剛毛が観察できる。

 

お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター農業試験場

石川県金沢市才田町戊295-1

電話番号:076-257-6911

ファクス番号:076-257-6844

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