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更新日:2024年4月16日

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梅毒について

【注意!】梅毒が急拡大しています

 現在、全国的に梅毒の感染者が増加しています。石川県でも報告数が増加しており、令和5年の報告数は過去最多(56件)となっています。

 

 梅毒を予防し、あなたと大切なパートナーを守るため、検査の受検や気になる症状がある場合には早めに医療機関を受診しましょう。

 →最新の報告数はこちらをご覧ください。

梅毒とは

  • 梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。
  • 主な感染経路は性行為で、粘膜や皮膚が、梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等です。
  • 感染してすぐに症状が現れるわけではなく、3週間ほど経過の後に感染した皮膚・粘膜に硬いしこりができたり、全身に発疹(ほっしん)が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
  • 検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
  • 妊娠している人が梅毒にかかると、流産、死産となったり、子が梅毒にかかった状態で生まれる先天梅毒となることがあります。感染した妊婦への適切な抗菌薬治療によって、母子感染するリスクを下げることができます。
  • 梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。

   梅毒表 梅毒裏   梅毒2 梅毒1

 梅毒が拡大しています(厚生労働省)(PDF:158KB)   

 梅毒について(厚生労働省)(PDF:615KB)          

 いま、梅毒が急拡大していることをご存じですか?(厚生労働省)(PDF:934KB)

 いま、梅毒が急拡大しています(厚生労働省)(PDF:569KB)

 

 先天梅毒1  先天梅毒2

 梅毒の感染が広がっています(イラスト)(厚生労働省)(PDF:326KB)

 梅毒の感染が広がっています(写真)(厚生労働省)(PDF:429KB)

   

症状について

 病期によって、症状の出現する場所や内容が異なります。治療を行わなかった場合の典型的な経過は次のとおりです。

Ⅰ期顕症梅毒: 感染後数週間

 梅毒トレポネーマが侵入した部位(主に口の中、肛門、性器等)にしこりや潰瘍(かいよう)ができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。これらの症状は痛みを伴わないことが多いです。治療をしなくても症状は自然に軽快しますが、ひそかに病気が進行する場合があります。

 

Ⅱ期顕症梅毒: 感染後数か月

 感染から3ヶ月程度経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれます。この時期に、小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれる淡い赤い色の発疹が、手のひら、足の裏、体幹部などに出ることがあります。その他にも肝臓、腎臓など全身の臓器に様々な症状を呈することがあります。
 発疹などの症状は、数週間以内に自然に軽快しますが、梅毒が治ったわけではありません。また、一旦消えた症状が再度みられることもあります。アレルギーや他の感染症などとの鑑別が重要であり、適切な診断、治療を受ける必要があります。

 

晩期顕性梅毒: 感染後数年

 感染後数年程度経過すると、ゴム腫と呼ばれるゴムのような腫瘤が皮膚や筋肉、骨などに出現し、周囲の組織を破壊してしまうことがあります。また大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)などが生じる心血管梅毒や、精神症状や認知機能の低下などを伴う進行麻痺、歩行障害などを伴う脊髄癆(せきずいろう)がみられることもあります。
 現在では、抗菌薬の普及などから、晩期顕性梅毒は稀であるといわれています。

 感染が脳や脊髄に及んだ場合を神経梅毒と呼び、どの病期でも起こりうるとされています。

 

妊娠中は・・・

 妊娠している人が梅毒にかかると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡が起こったり、先天梅毒となることがあります。

 無症状のこともありますが、初期には,特徴的な皮膚病変,リンパ節腫脹,肝脾腫,発育不良,血液が混入した鼻汁,口周囲の亀裂,髄膜炎,脈絡膜炎,水頭症,痙攣,知的障害,骨軟骨炎,および仮性麻痺などが見られます。晩期には,ゴム腫性潰瘍,骨膜病変,麻痺,脊髄癆,視神経萎縮,角膜実質炎,感音難聴,および歯牙変形などの症状が出現します。

 


 梅毒が疑われる症状や感染の心当たりがあれば、病期にかかわらず早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

治療

  • 抗菌薬の内服薬または注射薬(点滴薬)により治療します。
  • 治療の期間は病状に応じて医師が判断します。医師が治療を終了とするまでは、処方された薬は確実に飲みましょう。性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまではひかえましょう。
  • パートナーなど周囲で感染の可能性がある方と一緒に検査を受け、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。
  • 妊娠中でも梅毒の治療ができます。

 

感染予防のために

 感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、必ずコンドームを使用しましょう。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても、100パーセント予防できると過信はせず、皮膚や粘膜の異常など気になる症状があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

 

県内の保健所で、HIVや梅毒などの性感染症の検査を匿名で受けることができます

検査を受けられる保健所等の一覧は、こちら「エイズ性感染症に関する相談・検査窓口一覧(PDF:64KB)」をご覧ください。

 

※梅毒の場合、感染直後に検査を受けたとしても、陰性と判定される場合があります。疑わしい性行為があってから、1か月以上経ってからの検査をお勧めします。

 

 

引用・参考:厚生労働省ホームページ 

お問い合わせ

所属課:健康福祉部健康推進課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1436

ファクス番号:076-225-1444

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