ホーム > 連絡先一覧 > 石川農林総合事務所 > ほんながや通信(管内ニュース)バックナンバー > ほんながや通信(第25号)平成24年7月
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6月10日(日)に、白山市八田町にある八田農村公園(おにゆりの里)で草刈りを行いました。八田町町内会・農林倶楽部等の有志40名による作業です。昨年、長い間お世話をしてくれていた『おにゆり保存会』が解散したため、今年からは『八田町おにゆり部会』を結成して保存をしていく予定です。
当日は降っていた雨もやみ、涼やかな天候の中での除草作業でした。おにゆり群生地での草刈りは、おにゆりを雑草と間違えて伐採しないように手鎌で慎重に行います。中腰スタイルで鎌を使用し、遊歩道付近の除草が終わると、群生地の奥へ奥へとおにゆりを踏まないように進んでいきます。この体勢は普段使わない筋肉を刺激し、翌日の筋肉痛が大変でしたが、作業を通してリフレッシュすることができました。
おにゆりは7月下旬から8月上旬に見ごろを迎えます。ぜひ一度、足を運んでみてください。
★おにゆりの里の地図はこちら(Mapion)
(外部リンク)
草刈り作業中 |
草刈り終了後 |
おにゆりの里入口風景 (写真家の山下健輔氏の写真を利用しております) |
おにゆり群生(H23.8月上旬撮影) (写真家の山下健輔氏の写真を利用しております) |
6月30日(土)に、白山市白峰の西山で手取川水源の森育成ボランティアとしてブナの植栽地の下草刈りをしました。
石川平野排水対策促進協議会、鶴来谷林業研究会、石川フォレストサポーター会、白山手取川漁業協同組合、かが森林組合白山支部、白山市、農林倶楽部の総勢60名での草刈り作業です。
平成12年にブナの幼木が植えられ(約1500本)、雑草で植栽木の生長が阻害されないよう、平成13年から毎年実施しています。今年は第12回目の開催です!雑草は作業する方の背丈ほどに成長していますが、ブナが大きく成長しているため誤伐することはなく作業できます。暑い中の作業は大変でしたが、ツルや雑草に負けずに成長しているブナからたくさんの勇気をもらいました。来年も草刈りしにくるから、頑張って大きくなるのだよ!
開会式 |
作業中 |
作業中 |
記念撮影(Aブロック) |
6月12日に「食品衛生管理と食品表示研修会」を開催しました。農産物の直売所運営者の方や、作業される方を対象として、食中毒の発生が増える梅雨時期に注意すべき点、加工食品を販売するうえで表示すべき事項等を勉強しました。
食品衛生管理の研修では、食中毒予防の3原則として「菌をつけない、増やさない、やっつける」ことが重要であり、「腐敗」と「食中毒」は性質が異なることを教えていただきました。参加者の皆さんは真剣に講師の方の話を聞いていました。
次に食品表示の研修です。食品表示は主にJAS法に基づいて記載するのですが、記載方法にたくさんの規定があり、参加者の皆さんも頭を悩ませていました。
研修の最後には、講義の内容について参加者の方の日頃の疑問点などを講師の方に質問していただき、すごく有意義な研修になりました。この研修会は毎年開催しているので、興味のある方はぜひご参加ください。
※食品表示について分かりやすく解説した「加工食品の表示に関するQ&A集」が石川県農林水産部 農業安全課から発行されております。石川農林総合事務所にも置いてありますので、興味のある方はご連絡ください。
食品衛生の講義 |
食品表示の講義 |
今年も、6月から白山市木滑(きなめり)地区で和牛放牧が始まりました!
金沢方面から国道157号を進み白山市吉野谷支所を越えしばらく進むと左手にレストラン手取川がみえます。その近くにある坂を上ると集落の方から「釜の上」と呼ばれている昔ながらの里山風景が広がっています。まっすぐに伸びる道とその両側には石積みの棚田が広がっています。「釜の上」に登ると手前側にスクスクと成長した水稲やさつまいもを見ることができます。これは耕作を放棄され荒れてしまった田んぼを、どうにか昔のように復活させたいという集落や里山保全プロジェクトの方々の強い思いから、今年の5月に「里山祭り 山笑い」で手植えをされた田んぼです。この水田をもうすこし進むと、放牧された牛に会うことができます。道の右手側に2頭、左手側に2頭放牧されています。
和牛放牧により、飼育農家の経費節減や荒れた田んぼの草を牛が食べてくれることによる景観保全、サルやイノシシなどの獣害の防止等の効果が期待されています。
牛はのんびりと、水田に生えている草を食べており、人の姿を見つけると近づいてくる牛もいます。とても優しい目をした牛を眺めていると、とても癒されます。お近くにお越しの際は、ぜひ牛のいる里山風景を楽しんでください!
牛も歩いて坂を上ります |
まっすぐに伸びる一本道 |
牛の体重測定 |
仲良しの牛 |
ムシャムシャ草を食べる牛 |
5月に植えた水稲の管理 |
里山保全活動(イオンリテール) |
現地案内 |
今年度も梅雨期に入る前の5月28日(月)に七ヶ用水路の防災点検パトロールを実施しました。
点検は、用水路の改修の必要性を含めて検討するため、溢水危険箇所や老朽化等による損傷が見られる箇所等を重点的に行いました。
当日は、郷用水2-1号支線と富樫用水を点検する2班に分かれて行いました。
参加者は、関係市・改良区・地元を含む総勢17名でした。
位置図 |
郷用水第2-1号 |
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水門の動作確認を行い、正常動作を確認する |
取水門付近の流水阻害物の除去を行う |
富樫用水 |
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ブロック積み護岸のハラミ、折損状況を確認する |
水門の動作確認を行い、正常動作を確認する |
点検中には、地元の方たちから「施設を管理する上で、より注意して確認が必要なポイントや現在の施設状況を再確認することができるなど、良い機会だった」と話をいただくことができました。
最後に、梅雨期や台風時期は集中豪雨等により水位が上昇し易くなるため、降雨後には迅速に水門操作を実施していただくようお願いし点検パトロールを終えました。
石川県では「いしかわ森林・林業・木材産業振興ビジョン2011」において、平成32年度の県産材供給量を現状の2倍以上に相当する30万m3 を目標に掲げております。
このためには、森林経営計画の策定による施業地の集約化を進めるとともに、高密度路網の整備、高性能林業機械の導入と有効活用等により、林業生産性の向上を図っていく必要があります。
県では森林内の路網密度を上げるため、今年度から本格的に林業専用道を整備していくこととしております。
林業専用道とは、構造物などを極力設置せずに低コストで開設し、10トントラックが通行可能な木材生産専用の道路のことで、設計や施工に携わる関係者には路線計画、構造、環境への配慮等について理解を深めてもらう必要があります。
このため、加賀・能登地区の2地区で県市町や測量設計業者等の技術者を対象にした研修会を6月に開催し、加賀地区では、白山市白峰(風嵐谷・五十谷)地内で約40人が参加しました。
当日は、木材生産するための利便性、開設経費を抑えるためのルート選定などについて研修しました。
今後も引き続き、林業専用道の理解を深め、丈夫で簡易な路網整備を積極的に進めていきたいと思います。
石川地域農山漁村女性連絡会では、農業経営に携わる家族全員が男性・女性・子弟を問わず、それぞれの能力を発揮し、経営の発展や将来の経営目標達成を実現するため、意欲とやりがいを持ち、お互いの役割を認め合う働きやすい環境づくりを行う家族経営協定の締結を推進しています。
石川農林総合事務所管内では、22年度までに44戸の農家が家族経営協定を締結しております。23年度は、新たに2戸、再締結で1戸が協定を締結し、1月24日、2月6日の両日に調印式を行いました。
今後も家族経営協定締結についての支援を継続するとともに、認定農業者の共同申請を進め、女性認定農業者を増やすことにより、さらに女性組織活動の活性化と経営の発展につながるように支援していきます。
家族協定調印式 |
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