ホーム > 連絡先一覧 > 石川農林総合事務所 > ほんながや通信(管内ニュース)バックナンバー > ほんながや通信(第21号)平成22年12月7日
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平成22年も残りわずかとなりました。
かなり前号より期間が空いてしまいましたが、ほんながや通信第21号をお届けします。
内容は夏のイベントから最近のものまで盛りだくさんになっております。
今年は皆さんにとってどんな1年でしたか?
来年も良い1年となりますように…
平成22年12月7日
白山市福増町では、平成20年度より水田の大区画化を目的に「県営ほ場整備事業(経営体育成型)福増地区」を実施しております。平成20年度に調査・設計を実施し、平成21年度は7月26日の起工式の後、4.6haの面整備を実施しました。
福増地区は2本の県道が横断し、さらに海側幹線道路にも隣接しています。このため県単道路特別事業 (県道宮永横川線歩道拡幅の工事)、一般県道倉部・金沢線地方道改築工事 (道路拡幅)、県営かんがい排水事業(旧中村用水埋め戻し工事)、海側幹線道路工事など、多くの隣接工事と調整を行いながら進めています。
また基盤を嵩上げするために必要となる約2万立方メートルの土を関係機関と調整し、確保することが出来ました。今年度(H22)は1万立方メートルの基盤土の嵩上げを行い、11.7 haの面整備が完成する予定であり、次年度の面整備で必要となる1万立方メートルを現地搬入(仮置き)しています。
表土はぎ 状況 |
基盤整地 状況 |
事業工期は平成24年度までとなっていますが、平成23年度までに面整備をほぼ終わらせる計画であり、担い手を中心に大区画化された水田での営農が可能となることから、効率的な営農による農業生産性の向上が期待されています。
基盤土仮置き状況
朝9時半より、事務所駐車場において開会式。
黒田農業振興部長のあいさつと司会からの注意事項をしっかり聞いて、バスで出発!
次は白山市上島田町の松任梨生産者協議会の梨園へ。
収穫体験のあとは、冷えた試食用の梨をいただきながら、アンケートや感想文を記入し、最後は生産者の方も交えての記念写真の撮影行い、バスで事務所に帰り、解散となりました。
開会式 |
ブロッコリーの播種板の説明 |
ブロッコリーの播種体験 |
梨の収穫体験 |
集合写真 |
手取川七ヶ用水では平成20年度よりストックマネジメント事業を実施しており、最終年度となる今年度は、これまでの調査結果を基に、施設の長寿命化を目的とした、機能保全計画(今後の維持管理と延命化対策)を策定することとしております。
※ストックマネジメント事業とは?
県の事業名では「基幹水利施設予防保全対策事業」と言い、今まで農業農村整備事業で整備してきた農業用施設を社会資本(ストック)としてとらえ、既存ストックの有効活用を図るため、実際に機能診断を行うことにより、施設の状態を把握し、長寿命化を目的とした機能保全計画を立て、計画に基づき対策を実施することで施設の長寿命化を図る事業です。
調査した落差工の全景 |
ひび割れの確認状況 |
献納米は、献穀田において五月晴れの5月15日に御田植神事で苗を植え、その後有機質肥料と丁寧な水管理で端正込めて栽培し、9月20日の御抜穂式の神事で収穫し、乾燥・精米したものです。
御田植式は、県農林水産部長や白山市長他の来賓を迎え、北辰中学校1年生6名の早乙女がそろいのかすりの着物姿で苗を植え、御抜穂式は知事、白山市長他多数の来賓を迎えて、刈乙女らが1株ずつ丁寧に刈り取った株から、献穀者の村本氏が穂を抜き取り、神前に供して収穫の無事を祝いました。
御田植式、御抜穂式とも、献穀田の周辺は、町内会や近所の幼稚園の園児ら大勢の見物者が見守る中で神事は厳かに執り行われました。
献穀者(知事、市長と記念撮影) |
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早乙女による田植え |
稲株を持つ刈乙女 |
土地改良部長の挨拶 |
現場視察(白山市剣崎町地内) |
現場では県の担当者が工事概要や優良工事の推薦理由について説明し、現場代理人からは工事内容や施工中に苦労した点などが紹介されました。
県の担当者の説明状況 |
現場代理人の説明状況 |
10月30日、白山市白峰地内(西山)でTOTO(株)主催の植樹活動が行われ、TOTOグループ・大建工業・YKK APの社員やその家族、白峰小学校などから75名が参加しました。
(社)石川の森づくり推進協会や地元の造林会社から事前に白峰の自然環境や森づくりの方法などについて指導を受けた社員約10名がリーダー役となり、6つの班に分かれてミズナラ・ブナなどの苗木110本を植栽しました。当日は天候にも恵まれ、参加者は駐車場から見える白山の景色や昼食の鍋を堪能しながら、森づくり活動を通じて地域の自然環境についての認識を深めていたようです。
「TOTOどんぐりの森づくり」活動は、石川県のほか全国23箇所で行われており、白峰では来年度以降も、地元で拾ったどんぐりから育てた苗木の植栽や下草刈りなどの活動が予定されています。きれいな水を育み、動物にも人間にも様々な恵みを与えてくれる豊かな森が広がっていくことを期待しています。
苗木の植栽作業開始
第1回植樹記念撮影
管内のJA松任とJA白山では、今年からねぎの栽培を推進し、「白山ねぎ」のブランド化に向け産地づくりに本格的に取り組んでいます。秋から冬にかけての需要に合わせたねぎの栽培は、3月下旬~4月上旬にかけて播種し、2ヶ月間ハウス内で苗を育て、5月上旬から6月上旬に畑に定植します。今年は、梅雨に雨が多く、夏に猛暑という天候で、ねぎは病気や害虫の発生しやすい年でしたが、天候に応じた管理を行い、収穫期を迎えました。ねぎの軟白部分は、ねぎの伸長に応じて追肥と土寄せをして、少しずつ長くしてくため、、約8ヶ月かけて丹誠込めて育てます。収穫は、土中のねぎを折らないように掘り取り、皮をむいて、太さ別に選別し、根と葉を切り揃える等、出荷調整にも手間がかかります。今年は11月3日から収穫が始まり、「白山ねぎ」というネーミングで、1月上旬ぐらいまで出荷が続く予定です。
農林総合事務所では、ねぎに初めて取り組む生産者も多いため、栽培管理や病害虫防除、出荷調整等の指導を行い、ねぎの産地づくりを支援しています。
収穫機による掘り取り |
土のついた葉を取った後、"根切り"をします |
エアー式による皮むき機で仕上げます |
晴天にも恵まれ、参加親子16組39名の皆さんは2台のバスに分乗して白山市乙丸の「くらた農産」にブロッコリーの収穫体験に出発。8月の定植時には小さな苗だったブロッコリーは大きく食べ頃に生長していました。農家の倉田さんから今から体験するブロッコリーの収穫方法や農家が市場や直売所にブロッコリーを出荷する際の収穫・調整方法について説明を受け、いざ、収穫。カッターナイフを使ってブロッコリーの蕾の部分、花蕾(からい)を切っていきます。収穫したてのブロッコリーは青々と光ってとっても美味しそう。
収穫体験が終わった後は、石川農林総合事務所に移動です。続いて、農業振興協議会女性部の方々に太巻き作りを教えてもらいます。
各家族のテーブルの前に太巻きの材料と巻き簾が並べられ、まず各テーブルの女性部の方にお手本を見せてもらいます。巻き簾を使ったお寿司づくりは初めてという参加者の方も、皆さん真剣に太巻き作りを体験していました。
体験後、自分で巻いた太巻きはおみやげに持ち帰ってもらい、女性部の方が実演で巻いたものと、朝どれのくらた農産のブロッコリーを試食しました。
「地産地消」、「食農教育」を体験していただこうと企画した今回のツアー。参加者の皆さんのアンケートの結果も上々で、「次回も是非!」というお声をたくさんいただきました。
自分の住んでいる町で作られている農作物がどんな風に作られ、収穫されるのか、生産する農家の皆さんはどんな思いで作物を作っているのか、少しだけですがツアーを通じてご理解いただけたと感じています。
ブロッコリーの収穫方法の説明 |
ブロッコリーの収穫体験 |
太巻き作り体験 |
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集合写真(くらた農産にて) |
11月15日月曜日より狩猟解禁となりました。事務所では、解禁当日、警察署、鳥獣保護員、猟友会事故防止安全委員と連携し、白山市一円のパトロールを実施しました。
県では毎年11月15日から翌年2月15日までの3ヶ月間(ただし、イノシシに限り3月末まで)、鳥獣保護区、休猟区等、規制のかかる区域、 そのほか、公道、公園、社寺境内、民家周辺以外での狩猟が可能となります。
今年は奥山のミズナラ等の木の実が不作だったため近年になくクマが集落で目撃され、金沢市や加賀市では人的被害もありました。また、イノシシ、サルによる農作物の被害も県内では年々増加傾向にあります。ベテランのハンターは市町の有害鳥獣捕獲隊として、これら有害鳥獣の駆除に貢献いただいております。
カモ捕れました
県では減少傾向にある狩猟者の確保のため、今年度より狩猟試験を従来の年2回から3回としました。今年度は2月21日に第3回の試験が予定されております。
狩猟にご興味のある方は、県自然保護課ホームページをご覧ください。
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