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更新日:2010年8月6日

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ほんながや通信(第19号)平成22年3月29日

-特集-

ガンバレ!!いしかわのニューファーマー!

事務所では、就農に関する相談活動から本格的に就農を目指す方々の技術習得に対する支援及び就農後、早期に経営安定を図るための就農定着指導などにより、新規就農者の皆さんを応援しています。

写真をクリックすると、皆さんのプロフィールや農業への思いなどがご覧いただけます。

林  貴勝さん

ニューファーマー林さん(PDF:207KB)

北野  昌弘さん

ニューファーマー北野さん(PDF:191KB)

綱  要 さん

ニューファーマー綱さん(PDF:202KB)

西濱  俊介さん  沙耶香さん

ニューファーマー西濱夫妻さん(PDF:118KB)

能嶋  眞百美さん

ニューファーマー能嶋さん(PDF:421KB)

県内トップを切り「食と農のシンポジウム」を開催

年の食に関する問題として、食べ物について興味はあっても、その食べ物の基となっている農業や食生活の重要性についての理解不足が指摘される様になっています。

こで、食と農業に関する理解促進の機会として、白山市と野々市町の小中学校の保護者ら90名を対象に、3月6日(土曜日)に白山市民交流センターで「食と農のシンポジウム」を開催しました。

ずは、小児科医である沼田直子先生が「今、なぜ、食育?」~食がはぐくむ豊かな感性~と題して、食にまつわる自身の体験談や会場の参加者らへの旗揚げアンケート等を交えて講演し、「食育は、頭で教え込むものではなくて、ハートで感じるもの」、「食や農業を通じて成功体験や失敗体験をすることで、人間としての豊かな感性がはぐくまれることが食育ではないか」と話が進み、来場した保護者らは大いに共感の様子でした。

の後、沼田先生をコーディネーターとして5人のパネラーを招いて「わたしたちができる食育と農業振興について」というテーマで、普段の活動を紹介しながら、率直な意見交換を行いました。

えば、保護者代表の椿山さんから「プランター菜園をやっているけど、誰に相談したらよいのか」といった質問に対し、農家代表の福田さんから「白山や野々市は、まだ近くに農家がいるので、農家と仲良くなって聞いたらどうでしょう。」といったアドバイスあったり、県行政代表の渡邉さんからは「耕稼塾では、種まきから収穫まで体験できるコースもあります。」といった紹介がありました。

の他、白山市地産地消課による食育・食農ボランティアの募集や、白山市と野々市町の食育展示コーナーを設け、食育への協力を呼びかけたり、白山市産と愛知産のブロッコリーの食べ比べコーナーを設けて、地元食材の良さを再発見してもらう工夫もありました。

た、シンポジウムの最後にはJA松任、JA白山、JAののいち、剣崎なんば保存愛好会から提供して頂いた地域食材のプレゼント抽選会を行い、運良く食材が当たった参加者らは笑顔で帰路に就きました。

写真  旗揚げアンケートでリラックス

まずは旗揚げアンケートでリラックス

写真  沼田先生

沼田先生の講演写真  パネルディスカッション

パネルディスカッション

写真  管内の食材マップ等の展示

管内の食材マップ等の展示

写真  愛知県産と白山市産のブロッコリー食べ比べ

愛知県産と白山市産ブロッコリーの食べ比べ

「牛乳村夢番地」  北陸農政局長賞を受賞!

陸農政局が主催の北陸地産地消推進ミーティング「学校給食における地場産食材の利用拡大に向けて」が3月18日(木曜日)にホテル金沢で開催されました。

議は2部に分かれ、第1部では、消費者と生産者の「互いに顔の見える関係づくり」を構築するため、日頃より地域の個性を生かした優良な地産地消活動を行っている企業や組織に対する表彰式と、その事例発表が行われました。

彰式では、当事務所管内の「牛乳村夢番地」が少年野球の活動の一環で家畜とふれあう機会を提供するなど、地域に酪農を浸透させる独創的な活動が高く評価され、北陸農政局長賞を受賞しました。

番地の中村代表は、「今後は、消費が低迷する冬期の消費拡大に向け、スープの開発などを試みたい」などと意欲的に語っていました。

2部では、テーマを「学校給食における地場産食材の利用拡大」と題して、当事務所の清水企画調整専門員が白山市での取組事例を交えて、学校給食は地産地消だけでなく食育につなげることが重要であるなどと報告しました。

の後、同専門員は「地産地消と給食現場をもっと近づけるために」とのテーマで行われたパネルディスカッションにも行政代表として参加し、他県の地元食材の加工業者や学校給食会、栄養教諭らと現場での取組事例について意見交換しながら、それぞれの役割と連携のあり方について討論し、コーディネーターの(財)地域振興研究所 常任理事 谷本亙さんは、「まずは、石川農林の取組のように生産から学校給食の現場までつながった話し合いの場の設置が有効である」との言葉で締めくくられました。

回のミーティングでは、地元生産者による学校給食の導入や加工業者、流通業者の活用など、現場に即したヒントが多く見つかりました。

事務所では、今後、生産者の他、企業など幅広い分野からの協力を得ながら、課題を一つ一つ解決して地産地消を推進していきたいと考えています。

写真  牛乳村夢番地の中村代表が相馬北陸農政局次長から優良賞授与

牛乳村夢地番の中村代表が相馬北陸農政局次長から優良賞授与写真  受賞後の活動事例紹介

受賞後、活動事例を紹介 

写真  清水専門員の基調報告

清水企画調整専門員が基調報告

写真  5人のパネラーと中村代表との意見交換

5人のパネラーと中村代表との意見交換

松任地区のトマト産地を守りたい

―JA松任トマト部会の農業経営継承委員会設立案まとまる―

家の高齢化が進み、後継者不足が続く中で、最近は異業種から新たに農業を目指す方が増えています。

かし、農家以外の方が農業を始める場合には、農地の準備や技術の習得をどうするかといった問題が発生します。

こで、当事務所では、後継者を求める農家から次の世代の担い手にスムーズに農業経営を引き継いでいけるよう、(財)いしかわ農業人材機構が行う「いしかわ耕稼塾」の事業を活用して、JA松任トマト部会を対象に経営継承研修を行いました。

修では、農業の経営継承研究の第一人者である、中央農業総合研究センターの梅本雅氏を講師に招き、昨年12月から4回にわたり検討を重ねて来ました。

終回の3月2日(火曜日)には、梅本先生のアドバイスも踏まえて、来年度以降経営継承がスムーズに進むようJA松任トマト部会の他、行政関係者で構成する(仮)JA松任トマト部会経営継承委員会を4月から立ち上げていくことを決定しました。

の会では、面接審査を経た新規就農希望者に対して、短期の研修を実施して適性を判断した後、部会員による1年程度の実践研修を行います。

事務所では、研修終了後も空きハウスや機械、施設のリース等の情報提供を行い、就農希望者が部会員指導のもと独立してトマトが栽培できるよう関係機関と連携して取り組み、県での農業経営継承のモデルケースとなるよう頑張る所存です。

写真  経営継承研修会での意見交換会1

写真  経営継承研修会での意見交換会2

経営継承研修会での意見交換会

おいしい松任梨生産に向け、移動試験場で猛勉強

3月4日(木曜日)、JA松任松南支店で、当事務所管内の生産者23名が参加して松任梨生産者協議会主催の移動試験場が開かれ、梨の害虫対策と晩生梨の品質向上手法を学びました。

虫対策については、県農業総合研究センター生物資源グループの藪哲男研究主幹から、梨の枝に発生して近年問題になっているナシマルカイガラムシの防除法について説明を受けました。

イガラムシ類の卵や成虫は、堅いカイガラの中にいるため殺虫剤が効きにくく、集団発生すると樹の勢いが低下する被害を受け、防除の難しい害虫として近年全国的に問題になっています。

除は、幼虫がカイガラから出てくる6月始め頃を狙って行うことが必要であり、当管内の防除方針を改正し、6月上、中旬に効果の高い薬剤を使用する対応ができています。

生梨の果皮色のばらつきをなくす品質向上対策については、同センター園芸栽培グループの小浦場卓専門研究員から、果実袋の使い方について説明を受けました。

果実の仕上がりを一番左右するのは袋の光透過率であり、当地域は新聞紙の袋をかけると一番色の上がりがよいという経験を生かし、新聞紙の透過率に近い3種類を使用するのが良いとの説明を受けました。

演後は予定時間を超えて熱心な質問が続き、最後にJA松任梨部会の南部会長から、今後とも関係機関との連携を強め、高品質な松任梨の生産に努めるとの決意表明を受け会を終了しました。

写真  移動試験会場全景

移動試験会場全景

写真  発表する藪研究主幹

発表する藪研究主幹

写真  新聞紙袋に近い茶色、黄色、赤の袋

新聞紙袋(中央下)に近い茶色(右)、黄色(中央上)、赤(左下)の袋を使用する。

白山麓の山菜振興に向け、移動試験場大盛況

然豊かな白山麓の河内、吉野谷、尾口地区は山菜の産地で、春になると「うど、たらのめ、わらび」などを出荷しています。

れらの地域は自然のものを採取するほか、水田転作物としての栽培にも取り組まれており、最近は直売所などでよく売れるため、生産の拡大を進めています。

こで、山菜栽培における種苗の確保や生産者の栽培技術向上のため、林業振興協議会の協力を得て、2月26日(金曜日)に河内町の石川ウッドセンター研修室で移動試験場を開催しました。

日は関係者を含め43名が参加し、講師の県農業総合研究センター能登分場の西村技師から、山菜の県内主要産地における栽培技術と振興事例の説明を聞き、品目に応じた栽培ポイント等について知識を深めました。

た、講演後は、生産者と講師、JA白山や当事務所担当も交えての意見交換会が行われ、今後の山菜振興への取り組みを生産者、関係機関が連携して取り組んでいくことを確認しました。

然のめぐみである白山麓の山菜を、是非とも食卓で楽しんで見て下さい。

写真  移動試験場  西村技師による講演

移動試験場  西村技師による講演

写真  事務所の森林部農業振興部職員も参加しての意見交換会

事務所の森林部・農業振興部職員も参加しての意見交換会

マツクイムシ被害撲滅を目指して

山市は旧松任市八田町~旧美川町湊町までつながる海岸線を有しており、森林部では防風・飛砂防止を目的としたクロマツ海岸林(保安林)の整備を行っています。

年、この海岸林で大きな問題となっているのがマツクイムシによる松枯れ被害で、平成18年をピークに発生本数は減少傾向にありますが、依然、被害の発生は深刻な問題で、被害木の特徴は写真のようにクロマツの葉が全て赤く枯れあがってしまいます。

林部では被害拡散防止のため白山市と連携しながら薬剤散布や伐倒駆除を行っており、伐倒した場合は薬剤による処理を済ませ機械による破砕処理で完全駆除しています。

た、本数が少なくなったクロマツ林には県林業試験場で開発が進められている抵抗性候補クロマツを植栽して防風効果などの公益的機能を維持する取組を行っています。

岸沿いの道路を走る際に少しでもクロマツの生育に目を向けていただければ幸いです。

写真  マツクイムシ被害木の調査状況

マツクイムシ被害木の調査状況

写真  マツノマダラカミキリの幼虫

マツノマダラカミキリの幼虫

グラフ  マツクイムシ被害木発生本数の推移(白山市)

マツクイムシとは?

式にはマツノマダラカミキリ及びカミキリを媒体として繁殖するマツノザイセンチュウによる“マツ材線中病”という。

※マツクイムシの被害に関する詳細な情報は石川県林業試験場のホームページをご参照下さい。

【石川県林業試験場ホームページ】よくわかる石川の森林・林業技術(海岸マツ林の松くい虫対策)(PDF:2,371KB)

今年も白山麓地区座談会で活発な論議

が森林組合では、組合員の方々と組合経営や運営方針などについて意見交換を行うため、地区座談会を毎年2月中旬から3月上旬にかけて開催しています。

管内では3月6日(土曜日)の午前中に吉野谷・尾口・白峰地区(吉野谷公民館)、午後からは鳥越・河内地区(バードハミング鳥越)、7日(日曜日)の午前中に鶴来地区(ショッピングスクエアレッツ)の3会場で約130名が出席し開催されました。

では、平成21年度活動実績や平成22年度事業計画について有川組合長はじめ組合役職員から説明を受け、各会場で活発な意見交換が行われました。

かでも、平成21年度から取組を開始した「森林の境界管理事業」に対する組合員の関心が高く、制度や対象地区などについて活発な質疑応答が行われました。

の事業は「集団間伐事業」の予定箇所において、森林組合が森林所有者の立会いのもと山林境界に境界杭を設置し、併せて測量データ(GPS測量を含む)、所有者情報や現地状況写真などを森林組合のGISで一元管理するものです。

れまで森林所有者の高齢化や地区外への転出などで不明確となっている山林境界が、この事業により「目に見える形」で管理されることから、組合員から非常に高い評価を受けています。

のほか、県や白山市の森林・林業・木材産業施策への取り組みなどについても組合員の方々から貴重なご意見を頂き、当事務所としても、来年度へ向けた施策の展開に反映させて行きたいと考えています。

「集団間伐事業」とは?

伐、枝打施行の実施とともに間伐材を搬出し、その売り払い収入を国の造林補助制度の自己負担金に充てることで、森林所有者の負担金なしで間伐・枝打施行を行う事業。

「GPS測量」とは?

Global Positioning System(全地球測位システム)

球上を回る衛星群からの電波をとらえて地球上の位置(緯度経度)を測定するもの。

「GIS」とは?

Geographic Information System(地理情報システム)

ンピュータ上の地図に様々な付加情報を持たせ、作図・保存管理し、目的に応じた地理情報を簡単に参照できるよう表示・検索機能を持たせたシステム。

写真  バードハミング鳥越にて太田副組合長から説明

「バードハミング鳥越」にて太田副組合長から説明

写真  ショッピングスクエアレッツにて太田副組合長から説明

「ショッピングスクエアレッツ」にて太田副組合長から説明

住民の生活を守るクロマツを大事に

来より「白砂青松」と言われるように、海岸線にはクロマツが植えられ、潮風等から人々の生活を守ってきました。しかし、近年の松くい虫被害により、そのクロマツが無くなってきています。

山市湊町の海岸でも同様にクロマツが枯れ始め、海から高速道路や工場が見えるようになり、直接、潮風等の影響を受けるようになりました。そこで、平成18年度からクロマツ等の植栽を進め、漸く本年度で完成を迎えました。

様は「またぞろ松くい虫の被害にあうのでは?」と思うかも知れませんが、実は今回植栽されたクロマツは、抵抗性候補木と言う、松くい虫に強い抵抗性を持っている種類なのです。そして、万が一クロマツが枯れてしまった場合のことを考えて、クロマツ以外の樹木を一緒に植えており、あっという間に海岸線の樹木が無くなることを防いでいます。

と何十年が経った時、この辺りは青々とした樹木が生い茂り、古(いにしえ)の人たちが見たのと同じような風景が広がることでしょう。

写真  海岸から丸見えとなった高速道路

海岸から丸見えとなった高速道路

写真  クロマツが枯れて裸地化が進む

クロマツが枯れて裸地化が進む写真  植栽の全景

植栽の全景

写真  植栽の様子(抵抗性候補クロマツ)

植栽の様子(抵抗性候補クロマツ)

写真  植栽の様子(手前がモチノキ、その他は広葉樹としてエノキ、カシワ)

植栽の様子(写真手前はモチノキ、他に広葉樹としてエノキ、カシワ)

  • 工事名      平成21年度  保安林改良事業  湊地区  森林整備工事
  • 工事箇所  石川県白山市湊町  地内
  • 請負者      株式会社  ヨネミツ
  • 工期           平成21年10月30日  ~  平成22年3月26日

調査手法の独自性で見事優秀賞

2月27日(土曜日)に県立音楽堂交流ホールにおいて、県農業土木技術連盟の技術力向上を目的とした研究発表会が開催され、当事務所、土地改良部中垣技師の発表した「急崖斜面における調査検討について」が、優秀賞を受賞しました。

表内容はH19年12月に発生した、手取川七ヶ用水土地改良区白山管理センター(白山市白山町地内)裏の斜面崩壊現場における法面復旧工法を選定する上で、どのような土質調査が有効か、について考察したもので、法面崩壊が起きた現場では通常、鉛直方向のボーリングのみにより現地盤の把握を行うが、当地区は地盤の亀裂が多く、また風化が進んでいることから水平方向ボーリングとボアホールカメラにより地盤の亀裂方向等の確認を行うという、その調査手法が高く評価されたものでした。

ボアホールカメラとは?

質調査ボーリングを行った調査孔の孔壁内部をカメラによって撮影し、画像処理された孔壁内部を観察・解析することでボーリング調査だけでは把握できない亀裂の走行傾斜や開口状態を把握することができる。

写真  崩壊時の状況

崩壊時の状況

ボアホールカメラ概念図

ボアホールカメラの概念図

写真  スライドを使用して説明する中垣技師

スライドを使用して説明する中垣技師

大慶寺用水の自然度は如何程?

ヶ用水土地改良区では毎年水路の点検及び土砂上げ等を目的として年2回、一週間の停水を実施しています。今年の2回目は3月12日(金曜日)~18日(木曜日)にかけて実施され、これに合わせて、22年度より改修工事の本格着工を予定している大慶寺用水地区で当事務所が主体となり、生き物調査を行いました。

調査は水温や水質といった水の状況や、水棲動植物の確認が行われ、3月ということもあり、採補された種類は少なかったものの、カワニナやシジミといった貝類からヨシノボリやドジョウなどの魚類まで幅広く確認され、七ヶ用水路がまだまだ豊かな自然を残していることを改めて確認できたとともに、今後の改修工法に十分反映するよう職員一同再認識する良い機会となりました。

写真  水質の確認

水質を確認中

写真  ドジョウ発見

砂の中にはドジョウもいました

写真  川の中で魚探し

がんばっていますが、なかなか捕まりません

写真  ヨシノボリも捕まえました

ヨシノボリも捕まえました

発想の転換で逆境を切り拓く!

3月11日(木曜日)、白山市松任学習センターで中学生も交えた一般市民ら約300人を集め、今話題の旭山動物園名誉園長小菅正夫氏が「旭山動物園革命  夢を実現した復活プロジェクト」と題して講演しました。

の講演会は、当事務所で行っている公共事業を受注する建設業者で構成の石川農林安全対策協議会(柏野伝一会長)が社会貢献活動の一環として開催したもので、閉園の危機にあった動物園を入場者数日本一に変えていった独創的な発想と実行力について、ユーモアを交えながらの息もつかせぬ語り口で聴衆一同を魅了しました。

な内容を紹介すると、飼育員として動物を一生懸命世話し自信も付いてきたが、動物園としての主役であるお客様の目線を考えていなかったことに気づき、先ずは自分に出来ることとして、餌やり時、客と動物の間に入ることでお客様に動物の顔や動作を見てもらえるように変えたことや、お客様の想いを聴くにはアンケートでなく、飼育員が直接、有料で入場したお客様に聞けば本音が捉えられ、これらを基に分析した問題点の逆のことをやれば解決していく、など目から鱗が落ちる話しの連続でした。

況で閉塞感が漂う中、如何に考え行動していくか、のヒントをつかみ明日への活力を得て、それぞれが満足感一杯の様子でした。

写真  講演会風景

写真  講演会風景2

うまいもん みぃ~っけコーナー

NO.10  皆様、お待たせ!新酒の季節ですよ!

石川門」は、減少傾向の日本酒の消費量を増加に転じる起爆剤として、石川の気候風土にマッチした新しい酒米品種を使って、石川のブランド酒を作りたいとの酒造メーカーの依頼を受け、県農業総合研究センターが16年の歳月をかけて品種改良に取り組み、作られた酒米好適品種です。

石川門」の新酒を美味しく飲んでもらうため、3月7日(日曜日)には県酒造連合会らが中心となり、金沢市内の料亭で「石川門」で作られた新酒と加賀野菜や旬の食材による創作料理のコラボを楽しむ会を開催する等、県内外のファンを増やす様々な試みがされています。

日、管内で「石川門」を使った日本酒を製造・販売している酒造メーカーの一つである金谷酒造さんにおじゃまし、この日本酒の印象を伺うと「私たちももっと勉強しなければいけないのですが、アミノ酸が多いから純米酒向きです。味は、おとなしく、きれいな印象です。」とのコメントがありました。下戸の筆者には、ピンときませんが、百聞は一見にしかず飲んでみるのが一番でしょうか・・。ちなみに、金谷酒造さんの銘柄「高砂」の名前が付いた「高砂茶寮」(酒蔵を改造したモダンなレストラン)では、多彩な日本酒の他、酒かすを使ったパンやバウムクーヘンなども販売されており、日本酒が苦手な女性らにも好評です。

れからのお花見のお供に石川門で作った新酒を持って出かけてみては如何でしょうか?

写真  金谷酒造にて社長のインタビュー

金谷酒造さんにて社長さんにインタビュー

写真  管内で栽培されている酒米の比較

管内で栽培されている酒米(石川門の特徴:中心部の白い部分が大きい)

管内で購入できる石川門で作ったお酒(メーカーと銘柄)

<販売中>

  • 金谷酒造  純米酒 高砂 「石川門」
  • 吉田酒造  手取川 純米吟醸 無ろ過生

<22年4月下旬>

中村酒造  日榮 純米吟醸 石川門

<その他>

車多酒造及び小堀酒造については直接メーカーに問い合わせ下さい!

~情報提供  石川門の会~

写真  酒粕とゴマ入りパン

酒粕とゴマ入りパン  各3つ  350円/袋

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お問い合わせ

所属課:農林水産部石川農林総合事務所 

石川県白山市馬場2-113

電話番号:076-276-0528

ファクス番号:076-276-2745

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