ホーム > 連絡先一覧 > 石川農林総合事務所 > ほんながや通信(管内ニュース)バックナンバー > ほんながや通信(第5号)平成20年10月1日
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衣替えの季節となり、いよいよ待ちに待った食欲の秋がやってきました。
今回の話題にも取り上げましたが、管内の砂丘地帯で青首だいこんの出荷が5日から始まるとのこと。おでんや煮物に良し、サラダに良し、そして新米の熱々ご飯に大根おろしと食いしん坊には堪えられない味が楽しめます。
白山麓では新そばも今月末ごろから出回り始め、管内各地でメタミドホスやメラミンに縁のない地産地消のありがたみを実感できます。
後はメタボに注意しながらふるさとの恵みを満喫しましょう。
[特集]ガンバレ!!いしかわ農業の担い手たち!の第3弾が仕上がりましたので、こちらもご覧ください。
【第5号の話題】
平成20年10月1日
石川農林総合事務所長 中川哲夫
9月10日(水曜日)から3日間、県立翠星高校の2年生3名が当事務所へ農林業の実習に訪れました。
初日は、ナシ栽培農家や花き、大豆栽培地等を訪れました。農家や職員からナシの新品種の開発や、大豆の品種比較試験の説明を受け「時代に合わせ、品種も変えている農家の努力を初めて知った。スゴイ!」等の感想を述べていました。
たわわに実るナシ棚の下にて
大豆栽培地にて
2日目は、ブナ植栽地を訪れての除伐体験や土石流災害の復旧工事現場ではテストハンマーによるコンクリートの強度検測等の工事監督業務を実習しました。
ブナ人工林で除伐作業の実習
床固工コンクリート強度試験(災害復旧事業蛇谷地区工事箇所にて)
幼齢林の手入れとして、育成の妨げとなる不要な木を取り除くこと。
最終日は、ほ場整備工事の現地研修やコンサルタント会社の(株)国土開発センターで測量設計について説明を受ける等、設計から工事に至る過程等について幅広く学びました。
白山管理センターで七ヶ用水について勉強
(株)国土開発センターで業務の説明を聞く
実習生は白山麓から日本海までの広範な当事務所管内で、農林業の振興と県土の保全の為に様々な仕事をしていることに理解と興味を覚えたようで、これらの体験が、実習生の将来に役立ててくれればと願っています。
高校生が在学中に企業等の現場で実際の仕事を経験することで、勤労観・職業観を育成し、自分の将来の「在り方、生き方」や自分の進路をしっかり考えさせるため、各学校単位で実施している。
また、将来社会で活躍できる若者を育てるための学習活動の一つでもある。
白山市八田町等の砂丘園芸地帯で栽培された「青首だいこん」の出荷が10月上旬から始まります。
今年は高温年であり、害虫の被害が予想されましたが、隣接管内の園芸団地に一斉防除を呼びかけて被害を最小限に抑えることができ、ボリュームタップリで品質の良いだいこんが出来ました。おいしいおでんがいただけますよ!
当事務所では、広域連携による農作業の省力化や効率化の働きかけを始め、低価格肥料の導入試験や密植栽培による増収試験を行うなど、農家所得がより向上するよう支援しています。
9月20日(土曜日)に「グランドカバーinむらい」が白山市村井町を流れる山島用水で行われました。
当日は一木公民館の声掛けに集まっていただいた約40名が、用水沿いにマツバギクを植栽(約400株)しました。この花は、ツルナ科の一種で、グランドカバープランツとして雑草抑制の効果が期待できると共に、かわいらしいピンクの花が5月から7月下旬まで長く咲いているのが特徴です。
集落代表 高井さんのあいさつ
丁寧に植えていただきました
皆さん慣れていてあっという間の作業でした
ご協力いただいた方々ありがとうございます!
地被植物(ground cover plants)の総称であり、地表面を低く密に覆う植物の事で、植物学上の種別は問わず草丈の 低いもの、刈り込みによって草丈を低く維持することが可能な植物とされている。
地表を密に覆って光をさえぎることによって雑草の抑制をするため、除草作業の労働力の軽減ができるだけでなく、景観性のある植物であれば、地域の景観の改善・形成につながる。
9月23日(火曜日)に「七ヶ用水水族館」と名付け、用水内のゴミ拾いと生き物調査を実施しました。場所は大慶寺用水で、日頃、大量の水が流れている用水を一時的に水を止めて行い、親子65名が参加しました。
用水管理をしている七ヶ用水土地改良区では、以前から用水へのゴミの不法投棄の防止や、防火用水等、用水の持つ多面的機能について理解してもらうため、清掃ボランティアや用水に生息する魚等の確認のためこうしたイベントを行っています。
普段、入ることのできない用水路の中とあって、子供達は勿論、大人も童心に返って楽しんでいたようです。作業の後、拾ったゴミの分別方法や捕まえた魚等の種類も勉強し、有意義なひとときを過ごしていただきました。
水路のゴミ拾い、いろんな物が落ちていましたね!
水路にはいろんな魚がいました。お父さんも真剣!
捕まえた魚について安田県内水面センター所長から説明
9月25日(木曜日)いよいよストックマネジメント事業の現地調査がスタートしました。
この調査は手取川七ヶ用水の停水時期に合わせて実施され、10月1日(水曜日)までの1週間行われます。
本年度は富樫用水・大慶寺用水合わせて26.8kmを6班に分かれて調査します。
県・市町・土地改良区で構成した総勢27名の調査員達は、初日ながらも2回にわたって実施した現地調査勉強会の成果を十二分に発揮し、当初予定よりも大幅に調査を進めた班もありました。
今後、これらの成果を基に老朽化の進む七ヶ用水の予防保全計画を作成する予定となっています。
水路の変状を発見!どういった状況か調べます。
ブロックのずれ具合を確認
水路内には土砂の堆積もあります。
県事業名を「基幹水利施設予防保全対策事業」と言い、今まで農業農村整備事業で整備してきた農業用施設を社会資本(ストック)としてとらえ、既存ストックの有効活用を図るため現在の状態を把握し、今後どのような対策を行えば施設を長持ちさせることができるかについて計画を作るという事業。
今後予算が限られる中で、コスト低減や施設の機能を通常よりも長期間にわたり維持できるという観点からも有効な方法と期待されている。
県では、毎年10月を「いしかわの森づくり推進月間」とし、県民の皆様に森林の恵みと大切さをご理解いただくため、県下5地域で「県民森づくり大会」を開催しています。
当事務所では、下記の日程で大会を開催しますので、たくさんの応募をお待ちしております。
開催日時 : 10月19日(日曜日)9時00分~14時00分
集合場所 : 白山市役所鶴来支所前 9時00分集合
開催場所 : 白山市中宮地内(白山スーパー林道周辺) 大会内容:ブナ林の除伐・枝打ち作業
大会日程 : 白山市役所鶴来支所→ブナ林の除伐・枝打ち作業(白山市中宮地内)
→白山スーパー林道三方岩駐車場(昼食)→ 白山市役所鶴来支所
参加者 : どなたでも参加できます。(中学生以下は保護者同伴)参加費無料
募集人員 : 25名(事前にお申し込み下さい。先着順とさせていただきます。)
注意事項 : 昼食、長袖長ズボン、長靴をご用意下さい。小雨決行、荒天中止とします。
連絡・参加申込先 : 石川県石川農林総合事務所(森林部) TEL 076-272-1171
昨年度の開催状況(白山市瀬女地内)
-特集-
ガンバレ!!いしかわ農業の担い手たち!
~新規就農者からのメッセージ~(第3弾)
当事務所では、就農に関する相談活動から本格的に就農を目指す方々の技術習得に対する支援及び就農後早期に経営安定を図るための就農定着指導を行い、新規就農者の皆さんを応援しています。
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打越 良昭さん
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