ホーム > 連絡先一覧 > 石川農林総合事務所 > ほんながや通信(管内ニュース)バックナンバー > ほんながや通信(第22号)平成23年8月
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みなさま、こんにちは。
平成23年度がスタートし、はや5か月がたとうとしています。
暑い日が続いておりますが、みなさまの体調はいかがでしょうか?
事務所では節電対策の一環として冷房の設定温度を昨年度より1℃高い29℃と
しており、職員は汗をかきながら仕事をしております。室内だからといって油断して
いると熱中症になることもあるので水分補給は欠かせません。みなさまもお気をつ
けください!
ほんながや通信の前号は昨年度の12月発行ということでずいぶん期間が空いて
しまいましたが、新たなメンバーで楽しい話題をお届けいたします。
平成23年8月
7月2日、白山市白峰西山地区で「水源の森育成ボランティア活動」が行われました。県農林水産部県有志で構成される農林倶楽部、石川平野排水対策促進協議会、白山市、鶴来谷林業研究会、かが森林組合、手取川漁協などの農林漁業関係者約70名でブナ林の順調な育成を願い、下草刈りに汗を流しました。
平成12年から1500本のブナの幼木が植えられました。雑草により植栽されたブナの成長が阻害されないように毎年この時期に下草刈りを実施しています。
石川平野排水対策協議会副会長のご挨拶 |
草刈り機や鎌による下草刈り |
女性も頑張って草刈りをしています |
草刈り場所の近くにある炭焼き小屋 |
石川平野を潤す水源の森 このブナ林は手取川の水源となり、石川 平野を潤しています。 わたしたちはこのブナ林の植樹、育樹を 通じて、豊かな白山の水源の森育成に貢 献し、悠久の大地である石川平野の水環 境を保全し次世代に引き継いでいきます。
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草刈り場所付近にある看板 |
看板詳細 |
今年も、6月から白山麓地域の遊休農地において和牛の放牧が始まりました。 この取組は、これまで和牛飼育農家の経費節減等や景観保全、サル等の獣害対策で期待が持たれ普及してきました。今回、これまでの内容に加え、和牛放牧が環境に及ぼす影響、放牧が地域に定着するための管理技術について実証を試みます。 放牧地は、白山市上木滑です。近くへ足をのばした折に是非、牧歌的な風景を楽しんでください。
白山市木滑地区(旧吉野谷村地内) 面積:約1.5ha、頭数:6頭
(~o~) ちなみに、牛は、黒毛和種の雌牛で、妊娠牛2頭、妊娠予定生4頭です。放牧は11月上旬頃までの予定です。
放牧開始! (栄養調査実証ほ場) |
放牧開始! (環境調査、飼養管理・繁殖調査ほ場) |
放牧牛の体重測定 |
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七ヶ用水3-4号支線(中村用水)は昭和の大改修から40年ほど経過し、施設が老朽化してきたことや、急速な宅地開発などにより度々溢水被害が発生していることから、上流は白山市幸明町から下流の金沢市福増町にかけて約5.7km間の水路改修を平成8年度から平成22年度まで15年間をかけて行い、この度完成いたしました。
また、白山市五歩市町から白山市中新保町にかけての4.7km区間においては平成16年度より海側幹線道路の整備と歩調を合わせ、海側幹線道路東側に水路を配置した路線計画として整然と整備を行うことができました。特にJR北陸本線横断部では、かねてより水路線形が折れ曲がり流れが悪かったのですが、今回新たにJR暗渠BOXを設置することで真っ直ぐな線形となり、流れがスムーズになりました。
老朽施設のリフレッシュと排水機能の向上により、農業用水の安定供給と溢水被害の解消が図られました。
工事に際しては、沿線の皆様や関係各位にご協力をいただき誠にありがとうございました。
施工前 |
完成 |
現況の農地は山間部の斜面に谷内田状に広がっていたものを、昭和50~53年にかけて行った砂利採取事業を機に10a区画に整備したものでしたが、農道は狭く用排水施設も老朽化しており、生産効率の悪い状況となっていました。
このため、平成18年度に県営中山間地域総合整備事業の採択を受け、総事業費2億6千7百万円、5年の工期で用水路2,800mの改修と11.6haの区画整理を実施し、平成22年3月に完成いたしました。
最終年度には、用水の取水口に除塵施設を設置したことで、今まで大変であった維持管理労力の大幅な軽減を図ることができ、地元の方々からも大変喜ばれました。
今後、白山市やJA等と連携を強化し、整備後の優良農地を十分活用し地域の活性化に寄与することを期待しています。
施工前 |
完成 |
施工前 |
完成 |
施工前 |
完成 |
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除塵施設 |
毎日盛り沢山のメニューでしたが、2人とも林業や森林部の仕事のこと、そして森林の役割やそこから生産される木材・きのこについて、「仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?」「ナメコはおが屑の栄養だけでキノコを実らせることが出来るのですか?」など活発に質問をしながら学んでいました。
慣れない手ノコやナタを使い、除伐や松くい虫の幼虫探しなどに一生懸命取り組むエネルギーに満ちあふれた2人と3日間を過ごし、こちらもまたおおいに元気をもらいました。
この体験が、森林や山の仕事に少しでも興味を持つきっかけとなり、また、自分のやりたいことを見つける一助となってくれれば幸いです。
メモ:「わく・ワーク体験学習」とは?
石川県教育委員会が「地域と共にわく・ワーク体験事業」の一環として実施しています。県下の中学校2年生が地域の協力のもとで、職場体験やボランティア活動などの体験活動を通し、将来の生き方を考え自分の可能性を探ることを目的として、4月から12月の間にに連続した3日間で行われています。
松枯れの原因、松くい虫の幼虫の捜索 |
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ナメコ菌床の天地返し・・結構重くて重労働! |
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