ホーム > 連絡先一覧 > 健康福祉部 薬事衛生課 > 腸炎ビブリオとは?(平成19年)
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細菌性食中毒の中で、最近までもっとも発生件数の多かったものが腸炎ビブリオによる食中毒です。この細菌は海水や海中の泥に潜み、夏になると集中的に発生します。
ただし、熱に弱く、100℃では数分で死滅し、5℃以下ではほとんど増殖しないという性質があります。
汚染の出発点は、魚介類などの海産物です。夏になると、近海産の魚介類の内臓やエラなどに付着していることがあります。
また、魚介類に付着した腸炎ビブリオが、冷蔵庫の中やまな板などを通じて他の食品を汚染することもあります。
典型的な症状では、喫食後、10~24時間後に激しい腹痛と下痢がおこります。特に腹痛はさしこむような激痛で、猛烈な苦しさを伴います。また、激しい下痢がなんども続くため、脱水症状をおこすこともあります。発熱はあまりなく、ほとんどは抗生物質の投与などで2~3日で回復します。ただし、水のような便が正常に戻るまでには1週間くらいかかります。
「魚介類を調理するときの注意点」をご覧ください。→こちらへ
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